見出し画像

7月がもうすぐ終わる(エッセイ)

HPの制作が一区切りついて、上司に提出をした。上司は奥さんがコロナウィルスに感染してしまい、濃厚接触者として水木金と欠勤していた。ホームページのデモは上司の想像以上だったようで、電話で話す声が明るかった。ほっと一安心。

今日はタスクがなく、朝からぼんやりと過ごしている。駅前にパン屋とカフェの中間のような店があって、各席にコンセントが付いていたこともあってとても気に入っていたのだけれど、人気が出ていつも混雑するようになってしまった。作業場所として重宝していたけれど、長居しづらくなった。西荻窪には個人経営の喫茶店が多いので、気軽にWi-Fiの使える店を探してみたい。コーヒーが美味しければ尚良い。



7月が終わって、そういえば銃殺事件や選挙もまだ今月の出来事だったのかと驚く。今月は忙しすぎて疲れすぎて、記憶がほとんどない。ニュースの注目は、容疑者の動機から統一教会へと移っていったように見える。

山上容疑者は、(あえて名前を出すけれど、)統一教会と安倍元総理の繋がりを明るみにするために犯行に及んだとされている。そして世論は実際に、政治と宗教という問題に、関心を寄せはじめた。

それは見方を変えれば、暴力による意見表明が効果的だという事実が、日々現実によって証明されているということでもある。山上容疑者の狙い通りだ。



後輩が退職日を迎え、同期と上司と男3人だけになった。後輩が入っては辞めを繰り返しているので、3人に戻ったのほうが正しいのかもしれない。とにかく、オフィスが少し静かになった。

同期が後輩に頼んでいた仕事が、自分に回ってくるようになった。同期はパソコンが苦手なので、昨日はPDFファイルを作ってあげた。「ありがとうございます!!!」と、そのとき同期は何故かテンションが高く、そのファイルを添付して、「行け、俺の核兵器!」と叫びながら送信していた。私は少しだけ笑って、それから今後のことを考えたりした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?