見出し画像

珈琲とコーラ(エッセイ)

7/26
野球を習いに行く。荷物運びを手伝わされたあげく、ベンチで座らされ試合に出られないまま終わる。2試合目には出られると思っていたら、撤収作業が始まる。監督は**さん。試合終了後の円陣で、「野球ができないならカネを返してほしい」と伝える。「出場できないけどカネだけ取るクラブチームなんていくらでもある」と言われる。「ここはクラブチームではない」と返そうとするが、口が震えて言い返せない。

今日は夢を見た。忘れないうちに日記に控える。「**さん」としてあるところにはかつての上司の名前が入る。最後に口が震えて言い返せないのは、現実で口が回らなかったから。今朝は、寝ながら叫びそうになって目覚めたのだった。


暗い方、暗い方へと引っ張られそうになって、仕事を抜け出してコーラを飲んだ。コンビニのコーラはぬるくて美味しくなかった。積極的に何が嫌いというわけでもなく、今月は何もかもがどうでもよい月だった。燃料になるルサンチマンすらなく、日々舐めたマネをしていた。


季節が反対になる南半球の国では、8月の寒い時期を何と呼ぶのだろうか。わたしたちは、【夏】が7〜9月頃の時期を表すのかそれとも暑い季節のことをさすのか、知らないまま夏を過ごす。広瀬香美は夏に、TUBEは冬に曲作りをしているらしい。珈琲とコーラを交互に飲んだ午後。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?