珈琲とコーラ(エッセイ)
今日は夢を見た。忘れないうちに日記に控える。「**さん」としてあるところにはかつての上司の名前が入る。最後に口が震えて言い返せないのは、現実で口が回らなかったから。今朝は、寝ながら叫びそうになって目覚めたのだった。
暗い方、暗い方へと引っ張られそうになって、仕事を抜け出してコーラを飲んだ。コンビニのコーラはぬるくて美味しくなかった。積極的に何が嫌いというわけでもなく、今月は何もかもがどうでもよい月だった。燃料になるルサンチマンすらなく、日々舐めたマネをしていた。
季節が反対になる南半球の国では、8月の寒い時期を何と呼ぶのだろうか。わたしたちは、【夏】が7〜9月頃の時期を表すのかそれとも暑い季節のことをさすのか、知らないまま夏を過ごす。広瀬香美は夏に、TUBEは冬に曲作りをしているらしい。珈琲とコーラを交互に飲んだ午後。
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