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焼肉音痴 2024/10/17

何故か起きられて出社。捗らないながらも仕事を仕上げて、昼食を早めに摂って事務所を出発する。神楽坂から大手町まで出て東京駅から川崎まで南下した。川崎駅構内で維新の会の演説を横目に見ながらバスで尻手方面へ。

Google MAPをもとに作家宅付近までは辿り着いたものの、玄関が見つからず10分ほど彷徨って、やっと一本奥の細い路地に表札を見つけた。インターホンを押すと首に保冷剤を巻いた作家が現れて、わざわざすいませんと言いながら玄関に置いてあった作品を手渡してきた。私は靴も脱がないまま持参した手提にそれを詰めてあっという間に帰った。帰りの川崎駅では共産党が演説していた。

終業後は、先月終了した展覧会の打ち上げで飯田橋にある焼肉屋へ。席に着くと焼肉音痴の同僚がタンとミノを食べたいと言い始め、店員にタンとミノだけ注文した。隣で上司が呆れてサラダやサンチュを追加して焼肉が始まった。副菜がテーブルを占めはじめて、それを消費しながら肉を注文していると少しずつ腹が膨れてきた。

そろそろ満足だろうという辺りで同僚のギアが掛かって、嫌がる私達を説得しながらガーリックライスとタンを頼んだ。勝手に取り分けられるガーリックライスとタンをなんとか食べ終えて、やっと皆でデザートを選んでいると、今度は最後に卵スープが食べたいと言い出した。結局、青リンゴシャーベットでさっぱりした口を塩辛さで上書きして帰った。交互にやってきた店員は無表情だったが、暖簾越しに笑われているのははっきりわかった。

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