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らんど 2024/01/24

ZAZEN BOYSの新譜を聴く。

大学時代にナンバーガールを聴き始めてから10年近く経つが、向井秀徳の新作発表日をリアルタイムで迎えるのは初めてだった。私にとってナンバガは過去の伝説で、ZAZENは TSUTAYAにCDが置いていない縁遠いバンドだった。

12年ぶりのリリースだという新譜は、テレキャスターのジャキジャキとした音が前面に出た、金属音のようなアルバムだった。歌詞が出鱈目に響くのがとてもよい。名曲と呼ぶにはバカバカしく、けれども重く刺々しい。何よりも切迫感に満ちている。

今日は仕事が苦しく泣いてしまっていた。外出先へと向かう電車の中でアルバムを聴いて、帰り道でもう一周聴いた。コーヒーを飲み過ぎて、帰って胃酸を吐いた。20歳前後の、救いようのなかった自分を思い出した。

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