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ZINE作りが難航している(エッセイ)

そろそろ帰ろうかと思っていた18:30頃、話の長い作家から電話が入ってきて、1時間近く話に付き合わされた。電話に相槌を打っていると、目の前でいつの間にか上司と新人の喧嘩していて、私は慌ただしい気持ちになった。後で話を聞くと、先輩(私)が仕事をしているのに新人がぼんやりしているのは何事だと、上司のカミナリが落ちたようだった。

今日は外出があって疲れた。12時頃に起床し、直行で国立新美術館で展覧会を見てきた。帰りに表参道に寄り、会社に着いたころには疲れがドッと出てきた。必要最低限の電話を何本か架けて、書類を作っていたらいつの間にか夜になっていた。



このところ、ZINE作りが難航している。制作中のZINEが面白いのかどうか、自分では判断できなくなっていた。全部捨てて書き直したい衝動に駆られたが、書き直せば面白くなるのかも疑問だった。何がどうなれば完成になるのか、私は迷路に迷い込んでいた。

作品が「作品」として展示されるということは、作者がその作品が完成したと判断したということだ。完成だと判断する「それ」は、一体何なのだろうか。迷路のような展覧会場で、私はそんなことを思っていた。

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