プレゼント（エッセイ）

楽天の通販を見ていたらついつい時間が経ってしまった。彼女に渡すクリスマスプレゼントを選んでいたら、ついたいあれもこれも欲しくなってしまった。2時間弱も湯船に浸かりスマホを見続けていたことになる。すっかりお湯も冷めてしまった。

恋人はどうにも物欲が無い。経済的にはとても助かるのだけれど、イベント毎にプレゼントを一から考えるというのは、それはそれで難しい。プレゼントを渡すという行為には、どうしても渡す側のエゴが入り込んでしまう。逆にエゴを避けようとすれば、プレゼントを一つに選ぶことはできない。

オラオラと私が好きな物を押し付けるほどの度胸もなく、あれこれと悩んでいるうちに時間ばかりが経ってしまった。果たして喜んで貰えるのだろうか。期待より不安が大きいのが私の性格だ。