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日記と暮らし(エッセイ)

大森靖子の新譜を聴いている。夜の12時に解禁されて、通勤中に4曲目まで聴いた。「四天王バンド」の演奏が、ロックファンとしてのツボを押さえていて素晴らしい。「聴き込みなさい!」という囁きか聞こえてくる。



ホテル暮らしが続いていたので、終業後を久しぶりに自宅で過ごした。給湯器の設定を1℃上げた。暖房をつけて、下着を部屋干しした。鶏肉をパリパリに焼いて食べた。食後にいったんベッドで横になり、起き直して歯を磨いて薬を飲んだ。

「暮らし」とは短い作業の連なりであり、小さな工夫の積み重ねである。大したことではないけれど、そこには重要な喜びがある。自分の暮らしを自ら創造していく。残らない日記のようなものだ。

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