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脳を放電してあげたい(エッセイ)

今日は寝坊して9時に起きてしまった。出張初日から昨日まで、早起きして美術検定の勉強をしていたが、今日で途切れてしまった。身体が重い。昨夜はホテルのランドリーで格闘して、就寝が1時頃になってしまった。身体が重い。気圧も下がっているようだった。



今日は土曜日で客が多かった。目紛しく変わる状況に対処をしている間に夕方になって、記憶がないまま閉館の時間を迎えた。写真フォルダだけが埋まっていった一日だった。

同僚とファミレスで食事を済ませ、バーに入った。どうやら同僚は酒の飲みたい気分らしかった。下戸の同僚も酒に飲まれたい気分なのだろう。このごろの私達は息の詰まるような毎日だった。

薄めの酒を作ってもらって、二人で飲んでいる。隣の席から車の話題が聞こえてきて、同僚がその輪に混ざっていった。取り残された私は手持ち無沙汰になって、日記の続きを書いてみている。バーの選曲がとても素敵で飽きない。



朝に頭が冴えるのは良いことだが、朝に日記の筆が進むというのは困ったものだ。一日の始まる前に日記が書けてもしょうがない。旅先では日々新しいことが起こるので、日記の内容には困らないけれど、出来事のまとめに終始してしまう。

今夜はアルコールも入って、思考力は0まで落ちた。人付き合いにもウンザリしてきた。静かな部屋で一人になりたい。脳に溜まったストレスを放電して、ラクにしてあげたい。

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