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秋風

足早に過ぎた夏を見送って

もうそこにいる秋をみつめる

ポケットに入れた手が

君の手を握りたそう

いつも一緒にいるのに

ほんの少し離れただけで

寂しくて 恋しい

こんな事を言うと君は呆れるだろ?

だから、気付かれないように注意する

秋風が吹いて 枯れ葉が踊る

陸橋の上で 君の電車を待つ間

電車が行き交う度 秋の匂いがする

冷たくなった空気が 頬を撫でる度

君に早く逢いたいと 想いが募る





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