玉砕
玉砕
絶望の淵に 光るものを見つけた
それは暗黒の暴力に耐えかねているようだ
よく見ると光っていると言うより
周りが あまりにも暗すぎる
これが適切なようだ
虚妄の選択に
隣のエリアから現れた
異例の侵入者が言った
「いかに賢くとも
私の戦慄な生涯はわかるまい
たとえ疑似体験したとしても
この胸の内分かるまい」
わずかな光に最後の望みをかけた
しばらくして暗黒が敗れた
一見光るものの勝利に見えた
がもう一度振り向いた瞬間
光るものは玉のように
美しく砕け散った
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