傍観
傍観
順調の幼き日々
希望の成就が
当たり前であるかのように
これ以上の感激はない
これ以上の歓喜もない
少年は何十もの分厚い
信頼と言う装甲守られて
明日へ向かって歩いて行く
この少年はどこへ行くのだろう
信頼と言う装甲に守られて
ふと気づくと
後から弾頭が追いかけて
少年の明日へ向かって 放された
水晶の外で僕は手をこまねいた
時間の狭間での出来事
限りない希望に胸をときめかせ
今日へ向かって歩き出す
少年はなぜか僕と目があった
信頼と言う装甲めがけ
黒光りの弾頭が照準を合わせた
少年が僕の中に入って
重なって 1つになった
疑惑着男
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