青空の向こうに
青空の向こうに
友がいた
雨上がりの野原で横になり
共に青空を眺めていた
僕は青空の彼方に夢を希望のせていた
友は青空の彼方に
期待と勇気を投げかけた
秋の深まる
ある晴れた昼下がり
落ち葉舞う木枯らしの吹きすさぶ
夕暮れどき
2人は必ず
あの懐かしい青空を見に行った
あの鳥のように
自由気ままに飛びたいんだ
永遠の時が許されるなら
いつかお互いのパートナーに
逢ってみたい
そう青空に向かって約束したね
果たせない約束を
君はいつもそうだった
無理だとわかっている恋に
向かっていく
そしてここにきて
青空に期待と勇気を投げかけて
そんなある日
君は
青空の向こうにあるものまで
見てしまった
あの日以来 友は変わった
旅に出るという
僕は止めることも
わかってあげることもできなかった
友がいた
雨上がりの野原で横になり
共に青空を眺めていた友だった
あの日君は
青空の向こうに何を見てしまった
気がつくと
君を追っている
僕の姿がそこにあった
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