Can you〜?を使ってお願いする表現のアクティビティ
先日のALTとの授業では、Can you〜?を使ってお願いする表現を導入しました。
本自治体ではALT制度が全然整っておらず、派遣会社から月に一度来るか来ないかぐらいの頻度です。
打ち合わせもほとんどできないので、こちらから該当ページや大まかな内容を伝えておき、あとは基本的にALTにお願いすることになります。
![IMG_5217](https://assets.st-note.com/img/1715606781-Fvz9eyObrY.png)
授業のウォームアップが終わると、Can you〜?を使った表現を導入していきます。
何やら暑そうな様子のALT。
ALTは“It’s hot now.”といい、それに続けて“Can you open the window?”と言ってきます。
それに対してJETが、“Sure.”と言って窓を開ける動作を見せます。
今度は“It’s cold now.”というALT。
クラス全体に “Can you close the window?”という表現を教えて、ALTに続いて全員でリピートさせます。
それに対してJETが “OK.”または “Of course.”と言って窓を閉める動作をします。
続いて、Can you〜?の質問とそれに対する答えを全体で確認します。
こんな感じで導入を簡単に終わらせて、アクティビティに突入します。
生徒一人一人にCan you〜?の文が書かれたカードを配布します。
カードは何種類もあって、クラスメイトで互いに違う文をいうことができるようになっています。
手順は以下の通りです。①教室内を歩き回り、ペアを見つけてじゃんけんをする
②じゃんけんで勝った方が先に、カードに書かれた文を相手に言う
③相手は “Sure.”などと言い、実際にその動作をする。
④じゃんけんで負けた方が文を言い、③を繰り返し行う
⑤カードを互いに交換し、別のペアを見つけて同じように行う
手順はALTとJETでデモンストレーションを見せることで説明をしました。
時間内に生徒たちは何度も相手を変えながら、やり取りをしていました。
カードを交換することで、様々な文に触れることができます。
時間があれば、自分で考えた文を使うとなお良いです。
今回のカードの中には未習単語のgiveが何度も登場しており、自然とその意味を理解してくれている生徒が多く見られました。
giveについては2年生のときに、SVOOで大事になってきます。
なお英語教育推進リーダー中央研修でも、自己紹介を兼ねて、質問を書いた紙を交換するアクティビティを初日に百人ぐらいで行いました。
アクティビティのあとは、教科書に入りました。
教科書の会話(電話でお願いをしている設定)をALTとJETで演じ、Q&Aに答えさせ、内容理解と新出単語、音読練習に取り組みました。
そのあとはペアでスキットを考えさせ、いくつかのペアにスキットを発表させました。
キャラクターを使っている生徒が多かったです。
たとえば、ドラえもんが静香ちゃんに対して“Can you make me dorayaki?”やアンパンマンがジャムおじさんに対して“Can you give me a new face?”とお願いしているような感じですね。
多少の知恵は与えましたが、giveやSVOOの形を使っている生徒がちらほら見られて良かったです。