私が思う教育・子育てで大事なこと
皆さんが教育や子育てで大事にされていることってどんなことですか?
18年以上、教育に関わる会社で働いて、ここ数年で特に強く感じていることを書いてみます。私が感じていることなので、誰かの教育観や子育ての考えを否定するつもりは全くありません。
「愛情を注ぐ」「自立を促す」「自分で考える」など教育や子育てに大事なことはたくさんあります。どれが一番大事というのはなかなか決められませんし、どれも大事だと思います。
以前に会社の先輩が、教育観は人生観や人間観と同じということを話されていました。
それぞれに信じるところやいいと思うところがあって、その教育観を否定されたり指摘されたりすると自分という人間の考え方を否定されたように感じるから怒りを覚えると言われていました。
自分が育ってきた背景だけでなく、その人の考えがそれぞれの教育観を構築してからだと思います。
世の中にはたくさんの教育や子育てについての情報があり、様々なメソッドがあります。
モンテッソーリ、ドーマン、スズキ・メソードヨコミネ式、石井式など様々なメソッドがあります。
世の中に広がっているメソッドにはそれぞれに理念があり、素晴らしいものです。
素晴らしいからこそ、人に受け入れられ、広がっているのです。
ただ、私自身が感じていることとして、どんなに多くの人に受け入れられ、広がってるメソッドや考え方でもBetterではあってもBestではないということです。
どんなに素晴らしい考え方やメソッドであっても進化し続けていく余地があるし、進化し続けていかないといけないし、その進化に終わりはないと思っているからです。
教育や子育てに正解はなく、どれだけ可能性を発見し、心から信じられるか
相手にしているのはモノや機械ではなく、一人ひとり全く違う「人間」です。
たとえ一卵性の双子であっても全く違います。見た目など似ているところも多いですが、それでも全く違う人間です。
同じ環境で、同じように育てたつもりでも、学ぶこと、感じることは全く違います。
全く同じ「人間」はいないからこそ、教育や子育てに決まった成功パターンはありません。
私は教育関係の会社で18年以上働いてきて、何千人という子どもたちを見てきました。何百人という保護者さんとも話をしてきました。
ビリギャルを執筆され、坪田塾でたくさんの生徒を指導し、奇跡といわれる事例をたくさん生み出された坪田先生は「ダメな人間なんていないんです。ただ、ダメな指導者がいるだけなんです。」と言われます。
「千里の馬は常に有れども、伯楽は常には有らず」という言葉もあります。
教育者ではないですが、この動画で鴨頭嘉人さんは「腐ったみかんだと思う人がいれば、腐ったみかんは存在する。腐ったみかんなどいないと思ったら腐ったみかんは存在しない。」と言われ、長崎の創成館高校を劇的に変えた奥田校長の紹介をされています(余談ですが、ここ数年で創成館高校の野球部が甲子園常連になり、昨日の甲子園交流試合でも勝利してましたね)。
私は、これまでにたくさんの子どもたちを見てきました。たくさんの保護者さんとも話をしてきました。
そうして感じるのは、教育でも子育てでも、どれくらいその人(子ども)の可能性を発見できるか、その可能性を心から信じてあげられるか(期待できるか)が大事だということです。
高すぎる期待、低すぎる期待は人(子ども)を苦しめます。
可能性を発見して、信じることが大事ということって特別なことでありませんし、多くの人が知っていることです。
でも、特にこの可能性を発見することって本当に難しいことです。
我が子の可能性にどれくらい気づけていまるだろう?本当にそんなものだろうか?そして、その可能性をどれくらい心から信じられているだろうか?
会社の同僚や部下、自分自身の周りの人の可能性にどれくらい気づけているだろうか?本当にそんなものだろうか?そして、その可能性をどれくらい心から信じられているだろうか?
自分自身の可能性にどれくらい気づけているだろうか?本当にそんなものだろうかか?その可能性をどれくらい心から信じられているだろうか?
偉そうに書いていますが、私自身、全くできていません。自分自身の可能性の部分は特に😣自分自身への戒めも込めて書きました。
我が子や周りの人への可能性は感じています。でも、今の私が感じているよりももっと大きな可能性があるはずです。
どんなに先入観を捨てて可能性を発見しようとしてもバカの壁があるんです。
教育関係の会社で18年以上働いてきて、人(子ども)の可能性を発見することを大事にしてきました。でも、我が子も含めて人(子ども)の可能性にまだまだ気づけていない自分がいます。
教育や子育てに正解はありません。何が正解なのかも人によって物差しが違うので正解を定義することすら困難です。
でも、教育に携わるものとして、親として、その人その人の可能性を発見して、その可能性を伸ばす・広げるためのより良い方法を見つけていきたい。
終わりはないし、難しいです。人の可能性を知れば知るほど、それを発見する難しさと奥深さを感じます。
でも、探求していくからこそ思ってもいなかった可能性を発見できることがあります。
可能性を信じて追求していくからこそ想像以上の成長の場面に出会えることがあります。
思いどおりにならないこともたくさんあります。悩むことも苛立ってしまうこともたくさんあります。でも、だからこそ教育や子育って楽しい。
いつもながら、本当にまとまりのない文章ですね。
こんな風に育ってほしいと願うことも大事だし、願い続けていきたい。
でも、教育に携わるものとして、親として、人(子ども)の可能性を1つでも多く発見できる人になっていきたいし、少なくとも可能性に蓋をすることがない人になっていきたいと改めて思います。
可能性を発見して、それを信じることには責任もともなうことを自覚しつつ。
そのためにも自分自身が成長していくことも必要です。
今日も一日、がんばろう❗
こんなにまとまらない文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊