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異動が決まった

仙台へ異動が決まった。
嬉しい!嬉しい嬉しい!でも少しだけ不安もある。

かねてから希望していた東北への異動がやっと叶った。彼と同棲ができる距離になり、大好きなカフェや居酒屋さんにも通えるようになり、お気に入りのローカルスーパーと朝市で買い物ができるようになる。遠距離から近距離になることで、今までなんとなく時間がもったいない気がしていて(一緒にいられる時はとにかく話をしなければ!の強迫観念があった)避けていた映画やドラマを観ることや、一緒にいながらそれぞれが好きな本を何時間も読むことも、自由にできるようになる。願っていた生活が、あと1ヶ月でやってくる。私は本当に、タイミングと運良く生きているなあと思う。就活も、配属先も、長期休暇の時期も、今回の異動の時期も、なぜかタイミングも運もいい。本当に運がいいのか、結果を、自分にとって良いものとして受け入れる力があるのか、よく分からないけれど、とにかくいい。

「地方は本部から離れるから、関東よりも評価されにくいんだよ」とか「古い店舗はPAさんが大変だよ」とか「一度地方に行ったらなかなか戻れないよ」とか、他人から聞かされる心配ごとは山ほどあるけれど、まあなるようになるか、と思えている。

一度でも、関東の、それも東京にとても近い場所に住めたことは、私にとって大きなことだった。
電車で10分もすればスカイツリーが見えて、いつまで経っても自分がこんな場所に住んでいることに慣れなくて、今でも不思議な気持ちになってしまう。どの街もびっくりするほどお店がいっぱい、栄えていた。この便利さを人生の中で経験できて良かった。
1年半の間、行きたかったカフェやパン屋さんに休みのたびに足を運ぶのが楽しかった。数が多すぎて、まだまだ行き足りない。楽しくて、刺激的だったけれど、もうお腹いっぱい、ここに住むのは疲れたなあ、という気持ち。
私はどこかに落ち着く場所(家でもカフェでも)があって、本を読んで、日記を書いて、美味しいコーヒーと焼き菓子があれば、本当にそれで十分。刺激的で多すぎる選択肢はあまり必要としていない、ということが分かった。この場所での生活で、そういう自分についてのことにたくさん気づけてよかった。


あと1ヶ月半、会いたい人に会って行きたいお店に行って、できるだけ心残りのないように、楽しく過ごしていきたいな、と思う。仕事もちゃんと準備して、引き継いで、明るい気持ちで出て行こう。

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