【感想】それでも歩は寄せてくる/1話/センパイは可愛いので
『将棋部に入部した初心者の田中 歩は、《自称》将棋部部長・八乙女うるしとともに、2人きりの部室で駒音を響かせていた。
「すごいですねセンパイは……将棋が強くて」
「そーだろうそーだろう」
「そのうえかわいいですし」
「んあっ!?」
将棋で勝ったら告白をすると心に誓う歩。うるしは歩に自分への恋心を認めさせようと奮闘するが、反撃にあって赤面してしまう。今日も盤上と盤外を舞台にした2人の駆け引きと攻防が繰り広げられる!』
※公式サイトから拝借
『からかい上手の高木さん』『くノ一ツバキの胸の内』と2連続でアニメ放送されていた山本先生の作品だが、なんと3連続もアニメが放送されていることには驚いた。連載マンガが全てアニメ化されるというのは凄すぎる。
今回から『それでも歩は寄せてくる』の視聴した感想を書いていこうと思う。
①感動したところ
opに力が入っていた
opの一部のシーンで歩とうるしが踊っているシーンがあるが、とてもヌルヌル動いていたのは凄かった。振り付けなどを見ながら描いたのだろうか?
②作画
前作と比べて
くノ一ツバキと比べて思ったことを書いてみようと思う。まず思ったこととしては、作画の雰囲気が全然違うことだ。同じ作者なので、キャラデザに関してはそれほど変更はないものの、肌部分の輪郭は肌を意識してか明るい茶色になっていて、輪郭だけでも作品の違いが大きく変わって面白いと思った。
また、全体的に白っぽい印象というか、光の表現が強く、ほわっとした雰囲気があった。ラブコメとして似合っている。ただ、輪郭の濃さが明るいからか、少しだけ見づらい印象も感じた。うるしは全体的に明るめの色合いの髪と肌なので、光の強さを明るくしすぎると、少々見ずらくなってしまうのかもしれない。
③思ったこと
声優さんについて
一年ほど前に上がっていたマガジンチャンネルではうるし役を小原好美さん、歩役を細谷佳正さんが担当していたので、てっきりこの2人でアニメ放送するのかと思いきや、中村カンナさんと阿座上洋平さんが担当されていた。
これは私の考えていたことだが、くノ一ツバキではリンドウ役を小原さんが担当していたので、声がリンドウとして聞こえてしまうのではと思っていたが、声優さんが変わったことによって新鮮な状態で作品を見ることが出来た。もちろんお二方どちらも似合っていた。
小原さんの場合は少し幼めの印象を受けたが、中村さんは登場人物の年齢相応と言った感じの声をしていたと思う。歩の方だと細谷さんの声はかなりがっしりした印象を受けていて、強そうなイメージだったが、阿座上さんの声だと学生っぽいというか、なんとなくいそうな低い声の男子生徒という感じだった。
2人の性格
うるしは先輩でも将棋以外ポンコツな印象を受けた。
将棋では先輩としてしっかり歩の指導をしたり、誉めてくれたりしているが、歩に寄られたり、素直な好意を向けられると照れまくってしまうのが見ていて可愛いし面白い。
歩は仏頂面で、何を考えているかは心の声を聞かないとわからない。ただ、恋心は抱いていて、先輩に可愛いと素直に言えてしまうのが普通に尊敬するが、多分不器用なだけかもと感じた。あと時々先輩のプライベートなこととか、自宅を知ってるのは普通に怖いが、先輩は驚くだけで意外と平気そうなのは歩をそれほど悪く思っていないということなのだろうか?
以上1話で思ったことをつらつら述べてきたが、将棋部でのラブコメで1クール続けられるのだろうか?という不安感があってアニメ化決定の時は驚いたが、そんな不安は杞憂に終わり、すんなり見てしまうのだろうなと思った。