アップデートせよ
今回はアップデートのお話です。
アップデートと聞いて真っ先に思い出すのはパソコン、スマホなどのソフトのアップデートのことではないでしょうか。
なかでもスマホは一番身近なものかと思いますので代表例としてiPhoneを取り上げて説明していきます。
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「ハードウェア」
ハードウェアとはコンピューターを構成する機器の総称で、パソコンとかスマホとかゲーム機などの本体のことです。
われわれが手にしているiPhoneの本体もハードウェアのくくりとなります。
初代iPhoneは2007年に登場し、以降11年間で次のようにたくさんのシリーズ機を世に送り出し、すでに20機種にも及んでいます。
iPhone 3G
iPhone 3GS
iPhone 4
iPhone 4S
iPhone 5
iPhone 5s/5c
iPhone 6/6 Plus
iPhone 6s/6s Plus
iPhone SE
iPhone 7/7 Plus
iPhone 8/8 Plus
iPhone X
iPhone XS/XS Max
iPhone XR
※ちなみにiPhone2は存在しません。
毎年スペックアップし今では3Gのころから比べるとまるで別次元の高機能を備えているのはご存じのとおりです。
日本のスマートフォンの普及率は2016年現在で56.8%となっていて、2011年の段階では14.6%であったものが5年間で実に4倍も上昇しています。2017年以降は頭打ちになっているという情報もありますのであまり変化は見られないものと思います。
利用されているスマホのうちiPhoneは50%以上と言われていますから、この10年間のうちにiPhoneを手にしたことがある人はスマホ利用者のうち70%程度いてもおかしくないと推測されるのではないでしょうか。
スマートフォンはいわゆるハードウェアのひとつであり、それ自体では機能を発揮できません。ハードウェアを運転させるためにはOS(オペレーティングシステム)を組み込まなければならないのです。
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「オペレーティングシステム(OS)」
オペレーティングシステムは通常、ユーザーやアプリケーションプログラムとハードウェアの中間に位置し、ユーザーやアプリケーションプログラムに対して標準的なインターフェースを提供すると同時に、ハードウェアなどの各リソースに対して効率的な管理を行います。
ハードウェアに対してOSやアプリケーションはソフトウェアの一種として分類されています。ソフトウェアの親玉がOSでアプリはその子分みたいな位置づけだと覚えてください。ハードウェアは大親分と呼んでもいいでしょう。
両者には相関関係があり、強い親分だったら強い子分を引き連れることができますし、弱い親分だと弱い子分しか従えることができません。
iPhoneをこれまで使ったことがある方は分かると思いますがiPhoneのOSはiOSです。
これが時々アップデートをすることは利用者の方にとって一度や二度は経験済みでしょう。
こんな画面見たことありますよね?
iOSは1からスタートし最新は12です。その1~12のなかにも細かなバージョンがあって、1.1とか3.1.3とか9.2.1とか細かくかつ頻繁にバージョンアップされてきました。
なお最初の1.0から現行の12.1までのアップデートの数はなんと113回にものぼります。10年の間にですよ。
そういえば自分も10回以上アップデートしたな、って身に覚えのある人たくさんいますよね。
このように何度もアップデートを繰り返し無償でインストールを促すことで、ユーザーに最高の状態を常に提供し続けています。
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「アプリケーションソフトウェア」
アプリケーションとはOSにインストールして利用するソフトのことです。
LINEとかinstagramとかメルカリとかそういったものです。
わたしたちユーザーはアプリケーションを使いたいからスマートフォンを購入していると言っても差し支えありません。
みなさんはそれぞれの生活スタイルや趣味嗜好に合わせたアプリをダウンロードしていますよね。
例えば10人が集まってお互いのスマホを見せ合って、100%同じアプリを使っている人はいないはずです。
たくさんのアプリを使用している人もいれば、電話とメールとLINEだけなんて人もいるでしょう。カメラ以外使ったことないなんて人もいるかもしれません。
仮に100%同じアプリを使っている人がいたとしても、その配置まで同じ人はきっといません。
自分自身の好みに合わせてカスタマイズしているから、同じスマホでもその扱い方から自然と各々の個性や性格が浮かび上がっているのです。
使用していないアプリをトップに残したままのズボラな人、使い勝手が良いように使用頻度に合わせてインターフェースを効率的に整理している几帳面な人、最新ソフトがずらっと並んだトレンドに敏感な人、表面のガラスに蜘蛛の巣状のひびが入っている悲しい人。まさしく十人十色です。
自分自身のスマホ画面を改めて覗き込んでください。あなたの性格が透けて見えませんか?
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アプリケーションもiOS同様、こまめにアップデートされます。
こちらに関してもOSと同じでみなさん経験ありますよね。
ほとんどのみなさんはLINEを使っているはずです。
これって最初にダウンロードしたころと比較してかなり機能が充実していると思いません?
最初のころと言われてももう忘れちゃったかもしれませんが。
アプリケーションはOSをベースに駆動するように作られます。だから古いOSを使用していた場合最新のアプリケーションが対応しておらず利用できないこともあります。「iOS12以上対応」などと指定された表現を見たことありませんか。
アプリケーションがアップデートにより機能を充実させ、そのアプリを駆動させるOSはアプリをより快適に使用できるようにアップデートされます。そうなるとハードウェアは、高機能なOSに持てる力を十二分に発揮してもらえるためにバージョンアップしなければなりません。
市場販売に耐えうる機能でまずはリリース
↓
初期不良の解消のためのアップデート
↓
ユーザーの使い勝手の改善のためのアップデート
↓
新機能追加&不良箇所改善のアップデート
↓
全面的な刷新が必要になったらハードウェアごとアップデート
こうようなフローでiPhoneはユーザーと呼吸を合わせ自らをアップデートさせながらブランドを確立しユーザーを満足させてきました。
その証が10年の歴史です。
iPhoneの構造は色んなものに置き換えることができます。
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ここからはあなた自身の話です。
考えてみてください。
あなたのハードウェアは何ですか?
OSは何ですか?
アプリは?
ユーザーは誰ですか?
一般論で言えばハードウェアは器の部分、つまり「身体と脳、神経組織」が該当するでしょう。
身体を健康で頑丈かつしなやかな状態へと鍛え、身体機能をつかさどる脳や神経組織を十全に機能させる栄養補給と休養のバランスを保つことに留意すべきです。
OSは「心」もしくは「精神」と捉えられそうです。
出力を最大化したり逆に抑えたりしてコントロールする土台となるからです。ここが幼かったり負荷に弱かったりするとどれだけ高性能のボディーがあっても宝の持ち腐れとなりますし、最新のアプリを起動させることもかないません。
アプリは「技術」「知識」「経験」など多岐にわたります。
自然と身につくアプリは少なく、自ら獲得する必要があります。自分に見合ったものかつユーザーを想定したアプリを搭載してアップデートさせていけばユーザーにあなたの個性を見せつけることができるでしょう。
いかがでしょう?
何かヒントは得られましたか?
ではもう一度たずねます。
あなたのハードウェアは何ですか?
OSは何ですか?
アプリは?
ユーザーは誰ですか?
定期的にアップデートされていますか?
その答えを持っているのはあなた自身です。
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