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見る富士山、登る富士山

国立市の、完成間近の唐突のマンション解体報道。商店街通りからの富士山の眺望がやっぱり遮られるから解体します、って意味わからない。この施工ディベロッパー、大丈夫か。計画時点、少なくとも反対が上がった時点で、そんなことくらい図面チェックと現地調査でわかってただろうに。今さらそれを理由に解体するっていうのは、どうにもきな臭い。先日書いた鎌倉の土地の話も、もともとこのディベロッパーが開発をしようとして、反対にあって断念したと聞く。そんな話を続けて見聞きすると、結構強引な開発を進める体質があるんじゃないかと、穿った見方をしてしまう。TV CMから流れてくる優しげなフレーズとのギャップがだいぶあるなぁ。突然の解体には、まだ何か闇があるのかもしれないと思ったり。

積水ハウス、国立のマンション解体「富士山の眺望を優先」:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF11BX00R10C24A6000000/

富士山といえば、山梨県側五号目の登山ゲート設置工事が始まったというニュース。この夏の入山期間から1日あたりの登山者を1日4,000人に制限するとともに、午後4時から午前3時にはゲートを閉めるとのこと。人数制限は環境保護とオーバーツーリズム防止、時間制限は、ご来光を拝む弾丸登山の防止。これに加えて入山料取るんだっけ。これら自体はいずれもまっとうな施策だと思う。本当は静岡県側と連携して同時に実行しないとダダ漏れのような気もするが。今までは吉田口の人気が圧倒的だったけど、このままだと御殿場口、富士宮口の人気も高まるかもしれないですね。
富士山は一昨年登りました。御殿場口でした。吉田口と比べて五号目でも静かなもので、山登りにきたという感じがしてとても良かったです。

御殿場口の富士五号目

とはいえ、富士山登るはコロナ明けで鈍ってた体には本当にきつかった。五号目からとはいえ、3776mまで登るのは半端ない。それに普通の山と違って、あれだけの傾斜の登りが延々と続くというのはなかなかないからね。もちろん途中山小屋で泊まって早朝に頂上へ。頂上少し手前でごらいこう。そして帰りの下りも、それはそれで結構きつかったですね。下りの方が足にくるし。でもいい経験だった。とりあえず、富士山に登ったことがあるとないとでは、経験値としてちょっと違う気がするので笑。
ちなみに、もっとも高いところに登ったのは富士山ではなく、中国の玉龍雪山の4506m。もっとも自分で登ったのではなく、ロープウェイで上れる。この高さまでロープウェイを作ってしまうという中国という国はやはりとなでもない。

玉龍雪山

4500メートルは、少し動くと息が切れるという世界でした。上る前に酸素吸入の缶を買うのがお約束。これがないと動けなくなる。ロープウェイのように一気に上るのも良くないんだよね。富士山の場合も山小屋で一泊して体を順応させながら上るのがいいというのは、まあ常識。だから慣れない人が弾丸登山なんかすると、怪我をするわけだ。
7/1が山開き。今年も安全に。

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