【旅日記】神戸どうぶつ王国わくわく体験記
あいみょんのライブの翌日は、ポートアイランドにある「神戸どうぶつ王国」へ。
お目当ては、なんと言っても、ハシビロコウ先生です。
なんで先生かって?
特に理由はないのですが我が家ではだいぶ前から敬愛の気持ちを込めて「ハシビロコウ先生」と呼んでいるのです。
国内にハシビロコウを飼育している動物園は数ヶ所あるのですが、先日上野動物園で見られるかなと思っていたところ、なんとハシビロコウの居住スペースにはモモイロフラミンゴさんたちがいらっしゃって、ハシビロコウ先生はどこかでお休み中でした。
ですので、今回が初めてです。
上野動物園のようなことにならないように、展示されていることを確認して向かいました。
いい季節ならポートピアホテルからでも歩いていけそうな距離ですが、真冬ですのでポートライナーで。市民広場から神戸空港ゆきに乗って二駅乗ります。このあたりはまだまだ空き地も目立ちますが、市民病院のほかリサーチパークとして開発されているようで、研究所や大学の研究所といった建物が点在していました。
下車駅の正式名称は「計算科学センター」。なんともです。
副駅名として、「神戸どうぶつ王国・「富岳」前」がついています。富岳とは、理化学研究所が運用する国内最速のスーパーコンピュータで、世界でもトップクラスのものです。一世代前は「京(けい)」でしたが、その時は副駅名にも「京」が入っていたと記憶しています。
駅を降りると、目立つのは関西大学の立派な建物ですが、たくさんの家族連れとともに私たちはこぢんまりとした「神戸どうぶつ王国」の入り口へ。
あまりに入り口が小さいというか、普通の建物風でしたので、第一印象は「手作り感のある施設かな?」ということでした。
入り口を入ると、そこは大きな温室のような建物の中でした。
要するに、巨大なビニールハウスの中という感じです。
冬は暖かいけど、夏はどうしているんだろうという感じです。
熱帯の動物が多いこともあって、施設のかなりのエリアはいくつかの巨大な温室でできて、それらが連絡されている形。
中央の温室?が、カフェテリアや土産物売り場などのスペースになっています。そのほかに、アルパカやカピパラなど、屋外の動物飼育スペースがありますが、それはそんなに広くなかったです。
展示にはほかの動物園にはない特長があって、それは多くの動物や鳥を柵、檻、ガラスなどを隔てないで見ることができること。屋内展示が中心だからこそでもありますし、おとなしい動物中心ということもあるでしょうが、
とにかく回っていてワクワクする楽しい動物園でした。
もちろん、トラやオオカミなどの猛獣や、適切な管理が必要な動物たちは専用のスペースにいます。
以下は、特に良かった展示などです。
ハシビロコウ
最大のお目当てのハシビロコウ先生は、メスが巣作りの最中でした。動物園での繁殖事例は数が少なく国内ではまだありません。是非とも成功してもらいたいところです。
レッサーパンダ
レッサーパンダは通常ガラス張りの檻での展示が多いですが、ここは何もなし。通路の上にある木にいきなり現れました。
ビーバー
ビーバーもガラスなどなしに展示されています。水かきの様子とかよくわかって楽しいです。食事しているのがいたり、寝そべってるのがいたり、色々でした。
カピパラ
カピパラは、専用のエリアで放し飼いされています。人の近くに来ることもあり、そういう時はボディタッチも可能です。時間帯によっては餌やりもできるようでした。
ナマケモノ
ナマケモノも通路の頭上で生活しています。
ちょうど活動していてくれてゆっくりした動きで木を渡っていました。
熱帯の鳥
こんな鳥たちが、通路を普通に歩いています。踏みつけたりぶつからないよう注意書きがあります。
こんな具合で、動物との距離がものすごく近い動物園で、次は何だろうとワクワクしながら見学できること請け合いで、こどもでなくてもとっても楽しめると思います。
ちなみに、入園料(入国料?)は2,200円と少々お高めですが、これだけ楽しめれば元は取れます。
しかも、電車で行く場合は、ポートライナーの三宮駅で、往復の乗車券がついたセット券を2,200円で買い求めることができるのです!
往復のポートライナーは無料とみるか、入園料が580円引きとみるか。でも、こんなお得なきっぷを使わない手はありません。今回は途中で宿泊を挟みましたが、日付を跨いでの利用でも大丈夫です。
あなたも神戸どうぶつ王国へ行ってみませんか?