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「伝える」ために考えること

はじめに

こんにちは。今回は、会話や文書の作成のためにどのような下準備が必要でどのような心持ちで臨むべきかを見直しました。

前置きとして、私は話したり文章を書いたりするのが多分苦手です。
仕事柄、事実ベースの会話が多く本来あるべき会話の要素が欠落しているのかなと認識しています。そこで、伝えるためにどう工夫すれば良いかを意識した会話の組み立てについて考えたこと、学んだことを書いていきます。

突然書き(話し)始めることは避ける

一番大事なのは「始める前に準備する」ことです。
もともと頭の中が整理されている場合は良いのかもしれませんが、いきなりアウトプットから入ると支離滅裂な文章になりがちなので、一旦別の媒体に箇条書きにしてみて、全体の構造を整えることが必要です。いろいろ考えてみて問い、結論、それを支持するための文章などきちんと仕分けしてからどのような順番で書くか決めることが準備として必要かと思います。

話す場合には、下準備があれば良いですがない場合には、やり取りに違和感が生じない程度に考えます。相手に質問している間に考えるのもありかもしれません。結論は何にして、そこに結びつけるにはどのように論じれば良いのかということを一呼吸している間に考えます。正直会話に関しては、瞬発力が必要なので日々のトレーニングが重要に思います。

どのような準備をするか?

やり取りは、自分と相手がいて成立します。自分のことを相手に伝えるためには、相手の要求を理解し、そこにたどり着くためにどのような構成で話すか準備する必要があります。

相手の要求はなにか?

まずは、会話の相手を理解することが重要です。上司に話す場合、部下に話す場合、家族に話す場合、見知らぬ人に話す場合すべての場合において、話し方、文書の書き方はまったく違うものです。
次に、話を伝える対象の要求をきちんと理解し、自分が相手にどのように動いてほしいのか理解する必要があります。相手から話かけられた時、ただ話を聞いてほしい場合、意見を求められている場合、行動を求められている場合、自分が相手に話を聞いてほしい場合、意見を理解してほしい場合、行動を求める場合、いろいろなパターンがあると思います。会話をしている当事者同士でお互いの要求が噛み合わないとなかなか難しい展開になりかねないので、まずはやり取りするうえでの論点とその裏に潜んでいる要求をしっかり把握することが重要かと思います。

その後どうすれば良いか?

相手の立場から、どのような議論をしたいのかを考え、論点を分解して議論を進めます。論点の分解が済んだら、最も重要な結論を決め、そこから話し始めます。重要な結論を導くにはどのように論理を構築すれば良いのかきちんと考えながら話を構成します。

まとめ

これまでつらつら書いてきましたが、重要なことは論点がしっかりしていてちゃんと文書が構造化されているか?ということだと思います。闇雲に書い(話し)ても独りよがりの会話になりますし、先に頭の整理を行なってかんがえる時間を設ける必要があると思います。

余談

書くときは、じっくりと推敲できるので書いているうちに気づくことなどありますが、話す時というのは瞬発力が重要でその場でじっくり考えていると会話が綺麗に成立しません。やはりたくさんの人と話して普段からトレーニングして、パターンをインプットしておかないといけないのかもしれません。実際、日本語は結構厄介な言葉で、言葉の意味が直接的でないことが結構あります。そのため、相手の要求を考える段階ですでに誤りを犯すことになりかねません。実際に自分もたくさん間違えて反省してきました。なので、たくさんの人と話して会話のパターンを認識しないといけないと思っています。

参考にした書籍

全体の構造を決める

ロジカルシンキング 論理的な思考と構成のスキル

ロジカルライティング 論理的にわかりやすく書くスキル


部分構造を決める

論理トレーニング101題


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