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日記_54

10年ぶりの友人と会った日。

ロスに住んでいると思って連絡したらバリにいたり、ストーリーでたまに帰国しているのを発見したり、この人は一体どこにいるんだろう…?と思っていたら、いつの間にか2つ隣の駅に住んでいた。

お互い10年分の情報が誰かのまた聞きで、だいぶ錯綜しているのには笑ってしまった。
どうやら私は文房具のノートを売っている人(?)として認識されていたらしい。実際は地味にnoteがバズった人だ。

久々の再会はいつも少しだけ緊張する。共通の話題が減っていたら悲しいから。
30代はライフステージが大きく変わる時期だし、ある程度友人関係も新陳代謝するものだと思う。でも当時が楽しかったからこそ、そのままであってほしいと願うのは別に変なことではないんじゃないかなあ。(結局私の緊張は杞憂だったのだけど。)

長い海外生活や会社を背負うポジションで、きっと彼女も色んな波乗りをしながら10年を過ごしたんだろう。
学生時代はどこか浮世離れした天使みたいな印象だったのが、たくましさとか胆力とか、分厚い色が加わった感じ。
よくこの人には叶わないなあ、なんで仲良くしてくれるんだろう、思っていたから、今の自分を報告できたのがうれしい。

仕事、生活、家族、今このタイミングだからこそ話せることがたくさんあったから、正直4時間足りなかった。私はずっと彼女とこういう話をしたかったのかもしれない。
空白の10年を埋めるために、彼女が日本にいる間は隙を見てたくさん会いにいきたい。

2023年は懐かしい人や場所との再会が多い1年だった。
なくなったように見えた関係性が思いもよらないタイミングで復活することを知って、誰か/何かと離れる怖さをなだめられるようになった気がする。
去年「自分はなんて友人が少ない人間なんだ!」と嘆いていたけど、単純に交差点が少し先にあっただけだったんだな。良かった良かった。

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