日記_7
友人に開店準備中の本屋の相談をした。
やりたいことはあるけど、自分が立ち返るための呪文がない、コンセプトが欲しいとリクエストした。
彼の第一印象はおしゃれで、つかみどころがない人。これまで近づきづらいと感じていたカテゴリの人。
でもどうしても気になってちょこちょこお茶するうちに「大人になってできた友だち」みたいな関係性になっている。気軽に誘えるけど、距離が近いわけではない。
お互い話して納得できたことだけで、少しずつ容量を満たしていくような関係性。と、私は思っている。
今回は仕事として依頼するつもりだったけど、ビジネスパートナーっぽく付き合いたくない、もっと言えば2人の間にお金を介在させて良いのか迷っていると率直に伝えたら、すんなり理解してくれてほっとした。何をするかより、どう関わるかを擦り合わせられるのが気に入っているのかもしれない。
全ての人と深い付き合いが始まる前にチューニングの機会が持てたら良いんだけどな。
仕事や学校は引力が強い。
オリジナルの関係を結びたくても「とはいえ」が先に立ちがちだ。
2時間ほど話したら頭の中がパンパンになっている。
前髪の生え際あたりが固い。私が一方的に考えていることを出すだけだったはずなんだけど。
これまでのことを全部話したから、出すことより伝えることにパワーを使っていたのかな。
お互い強制せずに、良いバイブスの時に、良い感じにまた会おうと別れた。
ハイコンテクストな会話はネガティブな文脈で語られることも多いけど、前提をすっ飛ばして突っ込んだ話ができるから私は好きだ。身を任せて良いと思えた相手に限るけれど。
こうやって私は身近にいる人を選んでいるのかもしれない。
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