「叱る」と「怒る」の違いというけれど…
「叱る」の場合は、相手の事を思って助言をすること、アドバイスをすることであり、
「怒る」は自分の感情をぶつけ怒鳴ることとよく言われています。
先生達は「怒ってはいけない、叱ることが重要なんだ」とよく言いますが、それを決めるのは受け取り側なのだと感じます。
先生の言葉に対して、子どもがどう感じたかが大事なのであって、はっきり言って「叱る」と「怒る」にそんなに区別はありません。教室で声をはりあげている先生が、叱っているといえば本人はそうなのかもしれませんが、子どもは違いますよね。子どもと大人という関係上、叱られたという思いではなく、怒られたと思う人が多いのだと感じます。そう考えると「叱る」と「怒る」に区別はないように思います。
私自身、管理職に指導された時に「あなたのためを思って言っているんだよ」と言われたことはありますが、自分のイライラをぶつけているだけにしか感じませんでした。管理職は「叱っている」「アドバイスしている」つもりでも、自分は全くそうとは受け取りませんでした。
そうは言っても先生だって、イライラしてつい感情的になって、人に強く当たってしまうことだってあります。忘れ物が多すぎると「ちゃんと確認しなさい」「何回言えば分かるんだ」と強く言ってしまうときもあります。
ただ、これからも大事にしていきたいのは「子どもたちに成長して欲しい」という気持ちを伝え続けていくことです。その視点を大事にこれからも関わり続けていきたいと思います。