淡々と、淡々と
僕は初めて就職して以来ずっと、年度末を〆切として業務を請け負うというセカイで仕事をしてきた。この時期は、報告書のまとめや事務的な書類の作成といった「やりたい」というよりも「やらなければならない」仕事の割合が増えて、余裕が無くなる。
そんな時に大切なことは、淡々と仕事を進めることだと思っている。モチベーションに関わらず、やるべきことを粛々とやる。それが大事。
そのためにもっとも大切なのは、結局、体調管理だったりする。
体調を崩す
⇒パフォーマンスが落ちる
⇒仕事によぶんに時間を取られ、家族にも迷惑がかかる
⇒妻の機嫌が悪くなる
⇒しょんぼり
⇒なかなか体調が良くならない
という負のスパイラルに陥ると、とても苦しい日々になってしまうのだ。
そんな僕の体を脅かしてきたものが、花粉症と腰痛だった。
花粉症に対して
僕はかれこれ15年くらいスギ・ヒノキの花粉症に悩まされつづけてきた。
できるだけ眠くならずによく効く薬を、と色々試してきたけれど、去年から、この時期限定でグルテンフリー生活を行うことにした。
これがなかなか調子がいい。
正月休みが明けると、パンや麺類などの小麦の摂取を控える。はじめの2週間は一切、小麦製品はとらない。その後は、クッキーなどちょっとしたものは食べてもOK、くらいの感じで続けている。その結果、薬を飲まなくても花粉が飛ぶシーズンを乗り切れるくらい症状が出なくなった。
うどんが好物で、独身時代は会社近くのセルフうどんで1日2食、週3~4回食べるのが普通だったのだけど、この時期は一切食べていない。
たまにパンが食べたくなることもあるけれど、花粉症の症状に悩まされる辛さを思うと、がまんできるものだ。
(ちなみに、アルコールは飲み会以外ではふだんから基本的に飲まない。)
腰痛に対して
年度末になるとデスクワークの時間が増えて、腰痛に悩まされていた。ここ数年特にひどくなって、定期的に整骨院に通っていたが、通院にかかるコストもなかなか馬鹿にできなかった。
通いながら先生に言われていたのが、「体、めちゃくちゃ固いですね。ストレッチした方がいいですよ」ということ。
決め手は、小1の娘と親子で運動教室に行ったとき。準備運動で開脚が60°くらいしかできなくて、自分でも「こんなに固かったっけ?」と愕然とした。
それ以来、YouTubeでストレッチの動画を見ながら、朝か晩に10分程度のストレッチを続けている。
おかげで、その後はひどい腰痛になることもなく、3ヶ月が経とうとしている。
淡々と、を続けるために、淡々と。
花粉症にしろ、腰痛にしろ、僕にストレスを与えていたのは、自分の体が思い通りにならないことだった。
止めようと思っても鼻水やかゆみが止まらない、ちょっとした動きで腰が痛んで動きづらい、そういう個々の症状も嫌なんだけど、自分の体なのに自分でうまくコントロールできないという状況がストレスフルだったのだ。
そういう状況から解放されて、淡々と仕事ができる状態というのは、なかなか貴重なものだと思うようになった。
今後、年を重ねていくにつれて、自分の体をコントロールするということはますます難しくなっていくのだろう。それでも、すこしでも長く自由に動ける状態を保っていきたいな、と思う。
そのために、日々の良い習慣を淡々と続けていきたい。
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