10/12 UTAUオンリー即売会 #UTAてるの に参加しました
こんにちは!ゆこなるです。
2024年10月12日、UTAUオンリーのオフライン同人即売会「UTAって創る君の声」(以下「UTAてるの」)にサークル参加してまいりました!
前回のUTAUオンリーオフラインイベントが開催されたのは2019年のこと。約5年半もの大きなブランクがありました。そのため今回開催されたUTAてるのは界隈にとって待望のイベントであり、傍から見ていても期待値がとても高かったように感じました。
思えばこのUTAU界隈、2019年当時には想像だにしなかったようなことすごいことがたくさん巻き起こりましたね。
UTAU人気キャラクターたちの商業合成音声ソフト進出、新たなソフト「OpenUtau」の登場、今年春に突如巻き起こった「架空のボーカロイド」ブームによる新規ユーザーの大量流入、などなど。
思い出していくときりがありませんが、それら一つ一つの出来事が、確実にUTAU界隈の変化・進化の一因として歴史に刻まれています。
そのような大きな流れを見てきたひとりとして、今回のUTAてるのは非常に感慨深く印象的な出来事となりました。
この記事では、UTAてるの当日にわたしが見てきたこと・感じたことをレポとして記録していきます。
まずはUTAてるのにかかわったみなさま、そしてUTAUにかかわるすべてのみなさまに心からの感謝を!
準備
今回、わたしは「Eternal Tokyo City」(B07)としてサークル参加しました。
UTAてるの開催の一報が入ったのは、2023年10月に開催されたUTAUオンリーのオンラインイベント「UTAGEオンライン(UTAオン)」が終了してから間もないころのこと。
わたしはそのUTAオンで4万字に及ぶ大作のレポ記事を公開していたのですが、イベント直後の充足感のなかで「次は物理で本を出せたらいいな」と考えていました。
そこにタイミングよく「UTAてるのやるよ!!!!!!!!!!!!!」というお知らせが舞い込んでしまったのですから、もうサークル参加しない理由などありません。
速攻で計画を練り、UTAてるののサークル募集開始日でもあった3月1日から執筆準備を開始しました。
協力者募集のポストには自分でも想像だにしなかったほどの大きな反響をいただき、本当にたくさんの方から応援のお声がけをいただきました。最終的には4名の方にご協力いただけることとなり、そのお力添えもあってとても良い本を作ることができたと思っています。
本の制作は慣れないことだらけでしたが、良い印刷所さんに出会い、また自分に合った本づくりのやり方を見つけることができたため何とか乗り切ることができました(後日あらためて記事にします!)。
現物は当日会場に着くまで確認できなかったので正直とても不安だったのですが、めちゃめちゃきれいに仕上がっていて感動しました。
同人即売会に参加する人って、この感動を味わうために原稿修羅を乗り切ってるんですね。身をもって体感しました。これは中毒性あるな。
また、本の制作と同じくらい大変だったのが設営準備。
初めてのサークル参加だったので、設営に使えそうなアイテムの持ち合わせがなく……。今回のためにいろいろ買いそろえました。
右側に設置した木製のボードをはじめ、ほとんどのアイテムはダイソーで入手しました。不慣れな感じはぬぐい切れませんでしたが、準備の甲斐もあってそれなりな感じの設営ができていたと思います。
ちなみに、資金の関係でポスターは作りませんでした。
5年前のオンリーではほとんどのサークルさんがポスターなしだったのでそのノリでいたのですが、今回はポスターを出してるサークルさんがすごく多かったですよね。
ポスターありのサークルさんは本当にみんな華やかな印象で素敵だったので、次機会があればぜひポスターを作って臨みたいところです。
当日
当日の11時半ごろ、無事イベント会場に到着。
弊サークルはある程度スムーズに設営準備を終えることができ、心に余裕をもって一般参加のみなさまをお迎えすることができました。
(提出した書類に不備があって主催の水戸瀬さんが直接サークルまで来てくださったのですが、本当に申し訳なかったです。お手数おかけしました……)
イベントは想像をはるかに上回るほどの大盛況!
一般参加の方が入り始めた瞬間、会場の熱量が一気に増したのを感じてこちらの気持ちも非常に高まりました。そして……
なんと、今回のために作った本はイベント開始から1時間半ほどで完売。
これは正直想定外でした……。見通しが甘かったとしか言いようがありません。
イベント開始前には下のポストみたいな感じで余裕ぶっこいてたので、本当に情けない限りです。(完売後3人くらいから突っ込まれたので本当に恥ずかしかったです……)
またもう一つの反省点として、今思うと当方のスペースの使い方に問題があったかな……と思います。
弊サークルは細い通路と隣接した場所に配置されていたのですが、一般参加の方に応対する際、わたしや売り子の体が通路側にはみ出してしまうことが多かったように思います。そのため、通路を使いたい方の邪魔になっていたかもしれません。
初めてとはいえスペースの扱いはサークル側の責任。今後同様のイベントに参加する際は、この点を改めて心に刻んで臨みます。
一方で、たくさんの方に足を運んでいただけたことがとてもうれしかったです。
はじめましての方にも、しばらくUTAUの界隈から姿を消していた方にも来ていただき、たくさんお話することができました。とても感慨深かったですし、オフラインイベントのトロの部分を肌で感じることができました。
なにより「楽しみにしていました」「いつも見てます」とお声がけいただけることがこんなにもうれしいことだとは!
同じUTAUを愛する人たちが全国から集結しわたしの本を気にかけてくださっているという「「事実」」に接することができたことは、本当に身に余るほどの光栄でした。
いいのか? 一介の寿司がこんなにも愛されてしまって……。
また、わたしの方からもたくさんの方のもとへごあいさつに伺い、お話をすることができました! 欲しかったものをたくさん手に入れることができてうれしかったです。 とはいえ早くに完売してしまい入手できなかった頒布物もたくさんあるので、再頒めちゃくちゃ楽しみにしてます。
帰り道の荷物は戦利品といただいたお差し入れでパンパン! 荷物が重たすぎることに対して幸せを感じるなんて初めてで、自分ってなんて恵まれてるんだろうと思いました。
いただいたお差し入れの中には心のこもったお手紙まであり、本当に感動しました。わたし、人から手紙をもらえるような存在になっていたんだなあ……。
イベント直前は緊張で眠れない日々が続きましたが、当日は幸福な時間を過ごすことができて本当によかったです。
回顧
あらためまして、UTAてるのでお会いすることができたみなさま、ありがとうございました!
はじめてのサークル参加で不慣れな部分も多かったですが、とてもやりがいがありましたし、楽しいひと時を過ごすことができました。
それにしても、……
いや~……このポストの通りかも。
そういえばUTAてるので出会った人たちにかけた言葉は「はじめまして」ばかりで、こちらから「久しぶり」と声をかけたのは数度ほど。長い期間を経たことによる変化を、さまざまな意味で感じることとなりました。
ただ、変化しない界隈は不健全な界隈であるとも思います。
活気のある界隈に変化はつきものですし、活気があるからこそ人が流れ、移ろいゆくのでしょう。
UTAUは飴屋Pがソフトを作ってから16年もの歴史を持つ息の長いコンテンツですが、わたしはUTAてるのの盛況を見ながら、「UTAUはきっとこれからも人々に愛され続けるのだろう」という強い確信を得ることができました。
わたしはUTAUのことが大好きなので、きっとこれからも何かしらの形でUTAUを続け、UTAU界隈を見つめ続けることになると思います。
時間が過ぎ去り変化していく界隈に複雑な思いを抱くこともあるかもしれないけれど、好きなものが長く続くのはとてもうれしいこと。また次のイベントでも、次の次のイベントでも、新しく出会うことになるであろうみなさまとUTAUを楽しむことができたらうれしいです。
完売してしまった本については、現在再頒に向けて準備を進めています。今度こそちゃんとほしい人の手に行き届くように心してかかりますので、楽しみにお待ちいただけたらと思います。
では、今日はこれで!
*10/15追記UTAてるので頒布していた本の再頒にあたり、部数アンケートを実施しております。(2024年10月20日まで実施予定です)
再頒分の入手をご希望の方がいらっしゃいましたら、お手数ですがご回答いただけますと幸いです!
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