「私あんまり泣かないタイプなんだけど」って、いつまで言おっか?
私はあんまり泣かないタイプだった。
感動、悲しいというような感情は感じるけど、その感情に周りの人に比べて涙が伴わないことが多い。
ボロ泣きしたことももちろんあるけど、数はきっと少ない(泣くなら悔し涙がほとんど)。
卒業式、お葬式、映画、ドラマ、どれも泣いたことがなかった。学生のうちは。
そしてそんな自分が好きだった。なんだか強い気がして。
その頃までは、あまりにもすぐ泣く子を見ると「え、本気?」って思ってたし、「あーまぁそりゃ注目引くよな」って思ってた(性格悪い)。
でも最近、映画でも、ドラマでも、人の話を聞いても、本を読んでも涙が出ることが増えてきた。
そしてそれを誰かに話すとき「私あんまり泣かないタイプなんだけどさ、」と前置きしてから話を始めていることに気づいた。
それはやっぱり「普段私は泣かないんですけどね(スンッ)」みたいな気持ちがあって、泣かない方がかっこいいってずっと思っていたから。
でも、最近涙が出ることがどんどん増えてきて、あれ、そろそろ私「あんまり泣かないタイプ」じゃなくなってきてないか?と気づいた最近。
だってこの前、韓国の割とコミカルな恋愛ドラマ(「キム秘書は、一体なぜ?」)の最終話で泣いたよ、私?
大好きなハリー・ポッターシリーズで、大好きなダンブルドア先生が亡くなったシーンや、あのスネイプが亡くなった歴史的シーンでも泣かなかった私が??
年をとればとるほど涙もろくなるとはこのことか、、、。
なのでそろそろ、「私あんまり泣かないタイプなんだけど」っていう前置きにはおさらばする時期かなと思っています。
むしろよく泣くタイプに移行していくかも。
また一つ、自分のことを言葉で理解できるようになったなぁ。嬉しい。
写真:タイのボート乗り場。住んでいたときはあまりボート乗らなかったけど、懐かしいなぁ。