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「Bicycle式勉強会」を組織に取り込んだら心理的安全性向上にとても役立ちそうだと感じた話(前編)
これはなに?
タイトルのままです。
巷で噂の「Bicycle式勉強法」を導入してみたら、副次的に組織の心理的安全性が高まったよ。というお話を前後編に分けてしようと思います。
組織で勉強会をやった。
↓(その結果として)
組織の心理的安全性が高まった。
ん?つながらなくない?因果関係なくない?
でも、起こっていそうなんです。どうしてだろうか?
そんなところをシェアすることで、「心理的安全性を向上させる為」に、いろんな工夫をされているでもなかなかそうは上がらない。困っている。そんな方への一つの方向性のヒントになればと思い書いています。
前編では、そもそもなぜ組織で勉強会をやろうと思ったのか。後編では、その結果どんなことが起きたのか。なぜ心理的安全性が高まったのではないか?と主張(思っている)しているのか? そんなところを書いていきたいと思います。
そもそも Bicycle式勉強会 ってなにか?
・新しく学んだ事を発表する。(教えない)
・ROM専NG(持ち回りで必ず発表)
おおよそ、この2つの縛りで成り立つ勉強会フレームワークで
こちら↓で提唱されています。
組織活動にBicycle式勉強会を取り入れたきっかけ
私が所属しているチームのミッションのひとつとして人材育成プログラムの事務局的な機能があります。
世の中の流れと同様に、わたしたちも利用者満足度の向上や、自らの働き方改革の実現を目標に日々改善活動を愚直に実践しています。
改善点を、受講者アンケートや日々の仕事の中から分析・ふりかえりをしながら見つけ出していくわけですが、煮詰まってくるとやっぱり言われだすのは、「利用者視点に立って考えよう!」というスローガンというか精神論。
このとき多くの現場で問題になるのは、さて「利用者視点に立って考えよう!」ってどうやってやろうか?ということかなと感じています。わたしたちがそうでした。
・利用者観察?分析?
・ペルソナ設定?
・目標値設定?
・それ以外の難しいけど精度の高い方法論を導入する?
たぶん、それは正しいんだろうけれど、理解も十分でない方法論をこねくり回して出てきた結果に私たちは自信(責任)が持てなさそうだよね。
そもそも答えはあるようでないものだし、だからこそ確からしい答えを見つけるために仮説検証を繰り返せ!とは言われても検証するためのベースや評価基準が、もやもやしっぱなし。(もちろん進めていくうちに固まってくるものだ。と頭ではわかっている。けれど進めているときの焦りは半端ない)
どうするの?・・となったときに思い浮かんだのは、つぎの問い。
「一番シンプルで自分に自信(責任)が持てるやり方は何だろう? 」
つぎの瞬間出てきた答えは
「あ、どっぷり当事者になってしまおう。」ということでした。
それって、結局利用者観察の一手法じゃない?と言われるとそうなのかもしれないですね。たぶんそう。です。そんな気がします。くらいの感覚です。
そして、方向性が決まると、次は具体的どうやるかということが気になりはじめます。一番に思いつくのは、シンプルに自分自身で提供しているサービスをつかってみる。ってことかなと思うのですが、私たちの選択はちょっと違いました。
なぜか。一つ懸念があったからです。
そうした手法は慣れていないと、「観察のために、受講者になろう。」 という意識が抜けきれず、絶えず受講者である私と観察者である私が混在してしまい、受講者の純粋な気持ちがうまくわからない。ということも起こりうるのではないか?ということです。
受講者の思考と観察者の思考をきちんと分けられる。俯瞰でキチンとみられるそんな能力、センスがあれば別ですが、訓練バリバリ必要な感じがします。
私たちは、そうした手法のプロではありませんし、それほど慣れてもいません。まずは訓練から。とうのも萎えてしまいます。ということで、どうするか?と考えた時に、もう少し抽象化しよう。ということになりました。
どういうことかというと、こんなイメージです。
こんなやりかたを通して、本質を満たせる今の私たちもできる具体策を探そう。ということです。
元の要求はざっくりいうと 次の通りでした。
「私たちのプログラムの受講生」 と同じ気持ちになる。
そこで、「私たちのプログラムの受講者」は要するに何をしているのか?から始めてみました。
そういうわけで、ちょっと長くなりましたが「利用者視点に立って考えよう!」を実現するために私たちはまず「要するに学んでいる人になる」必要が出てきました。そんな私たちにBicycle式勉強会の2つの縛りはとっても有効に機能するのではないか?と感じたのがきっかけです。
・新しく学んだ事を発表する。(教えない)
・ROM専NG(持ち回りで必ず発表)
前編だけでちょっと疲れてしまいましたが、後編も頑張って(これから)書きたいと思います。
後編に続きます
こんなことを書こうと思います。
・組織の活動にするときに工夫したこと
・どんな結果があったか?
・まとめ