16年6ヶ月共に暮らしてきたコロンを見送ってからちょうど半年。 コロンがあちらに行ってからの私といったら、お勤めがある日はやるべきことは淡々とこなしてはいたが、お休みの日にはな〜んにもせず、夕方薄暗くなるまでただリビングでソファに座っているだけの日もあった。 家中のあちらこちらにコロンの居た姿が幻覚のように浮かんできては、カーペットについたシミを見ただけでもシクシク泣いたり、オイオイと泣いたりしていた。 夫に至っては、「昨日からオレの周りに蚊が居るんだけどさ、刺さないんだよ
〜愛犬コロンを16歳8ヶ月で看取るまでの記録〜 金曜は私の方が夫より帰りが遅くなるので、毎週金曜日の夕飯は個々で自由に済ませることにしている。 その日、コロンの好きなタレ味の焼き鳥を買って19時半頃帰宅すると、夫が「コロン、ご飯食べないし牛乳も飲まなくて、ずっと呼吸がハァハァしてるんだよ」と、心配していながら…も、晩酌しておる!おい。。。 その2日前からあまり食べなくなっていて、前日も元気なく横になっていたので、トントンして添い寝しようと枕に顔を寄せると、珍しく私の顔
〜愛犬コロンを16歳8ヶ月で看取るまでの記録〜 2度目の半身不随でも、その暮らしに慣れることはなく、動きたいコロンの気持ちと相反した身体の不自由さに、コロンと私、両者ともイライラ、ストレスが溜まっていった。 柱やテーブルの脚にぶつかったり、カーペットの僅かな段差にさえ引っかかると台車から落ちるし、裸で居たいのにオムツが邪魔だし、寝たいのに眠れないし、下半身に力が入らないから出るモノもなかなか出ないし…とでも言いたかったのだろうか、鳴いて呼ばれることが増えた。 オムツ交
〜愛犬コロンを16歳8ヶ月で看取るまでの記録〜 16歳を過ぎても食欲はまだまだあって、ご飯とか牛乳が欲しい時は冷蔵庫の前まで行ってシッポをフリフリするのだけど、お散歩を求めてくることはめっきり減って眠っている時間が増えてきていた。 「コロン散歩行こ!」と誘っても… マンションのエレベーターを降りてまっすぐエントランスを出ると、誰もがお散歩したくなるような遊歩道になっているのに、コロンはエレベーターを降りるとすぐ右の駐車場方向へ曲がる。 自分から車の方へグイグイ向かって行く
〜愛犬コロンを16歳8ヶ月で看取るまでの記録〜 腰椎椎間板ヘルニアかも?と疑いをもったその日の夜、慌ててペット保険に加入した。 加入して1ヶ月後から有効になるのだが、これがきっかけで、痛みを訴えられない犬がいつどんな病気にかかるか分からないことを痛感し、一刻も早く入っておこうと思ったから。 以降8年毎年更新し、幸にしてその間1回も保険を使うほどの病気はしなかったのだが、16歳になる前に来た更新のお知らせを見ると、保険の掛け金は5万円近くに跳ね上がっていた。 高っ!ただ率
〜愛犬コロンを16歳8ヶ月で看取るまでの記録〜 産まれて初めての4時間の長旅をし、我が家に到着。 一番最初のご挨拶は、カーペットにオシッコだった〜(笑) 小学2年生と個別支援学級3年生と生後3ヵ月のコロンとの新しい暮らしは、可愛いがモリモリすぎて、なにがどう大変とかはあまり覚えていないのだけれど、長男はコロンより先に犬小屋(ケージ)に入るほど犬化、長女はご飯をあげたりむやみに抱っこをしたりと、意図せずに小2にして早くも母性が開花することになる。 2011年2月のある日、
〜愛犬コロンを16歳8ヶ月で看取るまでの記録〜 長女が小学校に上がり、個別支援学級に通う長男と朝一緒に登校するようになってから、私は長男のお迎えの時間以外は、家のことと友人たちと幼児向けのお話し会の活動をたまにするくらいの専業主婦だった。 年子が小学生になるとそれまでの生活が一変し、ありがたいことに自由な時間が出来た…ように思えたのに、なんとなく不調、気分が落ち込みがちな日が増え、鍼灸や整体、漢方にお世話になったりしていた。 両脇に幼児を抱っこしていた子育てから考えると、