見出し画像

今を生きる高校生(と社会人)へ 28歳会社員の大学受験反省談①〜志望校の決め方〜

こんにちは、YKです。

記事を書くにあたりスターバックスでテーマを模索していたのだが、
周辺に勉強中の高校生が多く、受験の時期を実感する。
大学受験をしていた時からちょうど10年、ということで自身の大学受験を
振り返ってみようと思う。

私は大学生の頃、通っていた予備校の運営スタッフのアルバイトをしていた。決して講師ではなく電話対応や生徒とのカウンセリングを中心とした
いわゆる「お手伝いさん」だということを念押ししておきたい。

今思えば私のような人間がよくも人を指導する立場に立っていたものだと
考えただけで当時の生徒たちには申し訳ない気持ちでいっぱいになるが、
この記事をを見てくれている今後受験を控える学生さん達の息抜きに
なればと思い、自身の赤裸々な受験反省談を書いてみることにした。
今回は「志望校の決め方」について。


反省1 地元に帰りたいという理由だけで地元の国立大学を目指していた

前の記事で私は親の転勤の影響で地方から首都圏へ引っ越したという話を
したのだが、当時は地元の友達と離れることが辛かったので、首都圏の大学ではなく、地元の国立大学に入学して地元に帰ることばかりを考えていた。

モチベーションという意味では自分を支えてくれていたのは間違いないの
だが、動機としては不十分極まりなく、
入学した後のことは全く考えていなかったのだ。

ほとんどの人は「自分の興味ある分野を深く学びたい」とか「楽しい大学生活を送りたい」みたいな理由が念頭に来るのが普通であろう。

そんな愚かな理由を高校3年生の秋頃まで引きずった結果
どうなったかというとお察しの通り、途中で挫折し首都圏の私大理系志望に
切り替えることになったのだ。
自分は「浪人すること=周りから遅れをとること」として考えていたので
ダメでもあと1年頑張るというような精神力はなかったわけだ。

一応国立を目指していたからには夏休みに国語や社会科目など、私大理系志望の人間なら勉強しなくてもいい内容にも時間を割いていた。
その時間を英語・数学・化学に割いていたらもっといい大学に行けていたかもしれないと考えるとなんだか虚しくなる。

恐らく私ほど愚かな理由で志望校を決めている人はあまりいないと思うが、
要は志望理由がある程度自分の中で腑に堕ちていないと、覚悟を決めていないと、大事な局面でモチベーションが崩れてしまう
ということを伝えておきたい。

反省2 理系科目が得意だったからという理由で理系大学を志望した

志望校以前の問題であるが私は文系・理系の選択もある意味失敗だったのではと反省している。

経験則として「文系」か「理系」かを決めるのは数学・理科科目が
得意か否かが分かれ目だと思っている。
中学校の段階でおおよそ自分の得意・不得意がわかっているのでどちらに
進むのかは大して悩まないかもしれないが、私個人としては理数系科目が得意であってしまったばかりに自身の進路の幅を狭めていたなと思う。

まず理系の受験は1つの大学において受験できる回数が文系に比べ少ない。
文系では文学部・商学部・経済学部・・・・など同じ大学でも複数回の
受験ができるのに対し、理系は1つの大学で受験回数が複数回あるところはほとんどないに等しい。

「行きたい学部には行けなかったけど、行きたい大学には行けた!」
となるのか
「一度の失敗したので別の大学に行くしかない・・・」
のか、この2択は先に考えておけばよかったと今でも思っている。

反省3 自分が「どこで」「どんな」キャンパスライフを送るのか想像していなかった

正直これは当時わかっていても意識できていたかどうかわからない点ではあるが、自分が「どこで」「どのような」大学生活を送りたいかは考えておくべきだと思う。

大学生活で自分がどこで生活するか

私は小さい頃から都市部などのいわゆる街の中心部が好きな性格だった。
そのため大学の周りが田舎である環境であることはまず避け、都市部にある大学を志望したがるシティボーイかぶれだった。

ただ、理系大学は学習内容柄、比較的郊外に位置していることが多い。
前項でも書いた通り、ただでさえ入試のチャンスが少ない理系大学を
志望しているにも関わらず、自身のフィルターでさらに絞り込みをかけた
結果、行きたい大学が見つからないという結果に陥ったのが私だ。
家探しの時にこだわりが強すぎて検索結果が一桁になってしまうのと同じ。

実はこの話は意外と文系の人でも要注意で、基本的にどの学部も都内の
本キャンパスにあると思っていたら一部の学部だけは知らないキャンパス
だったみたいなケースもよく聞いた覚えがある。

地形に疎くても自分の興味ある大学・学部のキャンパスが
・どこにあるのか
・家からの距離はどのくらいか
・自分の性格に合った立地か
という点は軽く考えずしっかり検討してほしいと思う。

大学生活で何に重きを置くか

もちろん勉強は学生である以上当然ではあるのだが、
いわゆる部活・サークル・アルバイトなどの課外活動において
何に重きを置くかが大事だと思っている。

私の場合はなぜだか小学生の頃から
「部活をやるにしても高校生まで。大学は確実にサークル」と決めていた。
そのためアルバイトもかなりの時間を費やすことになった。

人によってはアルバイトでお金を稼ぐことを第一に考える人もいるかもしれない。
特にアルバイト先を選ぶにあたり自宅と大学の位置がアルバイトの選択に影響を与える可能性もある。

私は自分の生活範囲が広ければ広いほど満足感を感じる変なタイプで
大学生の頃は渋谷を中心として大学・自宅・アルバイト先を全く方向の違う3エリアで生活していた。
基本的に家とバイト先は近い方が良いという意見を多く聞いたが、
選択肢は多いことに越したことはないと個人的には思う。

せっかく電車の定期を買うなら範囲は広い方が色々な場所を見に行きやすくなるし、
もしかしたら今まで知らなかった自分好みの土地やお店が見つかるかもしれないのだ。

もちろん部活・サークルを頑張りたい人はより実力を高めることができる環境をめがけて志望校を決めるといいだろう。
ただ、校外活動においては大学入学の段階である程度固定概念ができてしまいがちなのでそういった目線でも志望校選びをお勧めする。

【まとめ】10年前の自分にアドバイスしたいこと

以上、志望校の決め方だけでかなり問題があった高校時代の私だが、
もし自分が大学受験する時に戻ることができたなら間違いなく国語を頑張って勉強して文系の道に行くことを勧めたい。
(結果的に理系の勉強が生活に活かされていない環境を選んだからである)

そしてたくさんの受験チャンスがあることを自覚した上でどこの大学に
行きたいか、たくさん考えた上で結論を出してほしいと思う。

まずは全国の受験生の皆さん、応援しています。

第2回は自分の勉強の仕方がいかに悪かったを告白します・・・

最後までお読みいただきありがとうございました!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集