日本人としての自分〜本居宣長について知る〜

 日本人としての自分を最大限に発揮して生きたいと思う。では、日本人らしさとは何か?それを知るヒントになるのは本居宣長の思想だと予想した。昔どこかで、本居宣長は日本人にしかない感覚について考えぬいた、というようなことを読んだ覚えがあったからである。

僕は無知だし記憶も曖昧だけど、とにかくそんな理由から学びたいと思った。そこで小林秀雄『本居宣長(上)』(新潮文庫)をとにかく読んでいる。分からないところが多いけど、部分的に心に響く文章があって読んでいて楽しい。

例えば

「彼が着目しているところは、歌人等の言語意識の不徹底にあった事は明らかであろう。反省が徹底していれば、言語表現に、本来備っているとしか考えられぬ謎めいた力が、露わに見えて来る筈だ、宣長はそう考える。」(p282)

という文章である。
ただ、これが本居宣長の独特の思想なのか、日本人特有の思想なのかなどは理解できないまま読んでいる。

そこでもう一冊、先崎彰容『本居宣長 「もののあはれ」と「日本」の発見』も並行して読もうと思う。

日本人らしさとはなんだろう、、。

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