【BEATちっぷす#7】脱素人サウンド!イコライザーでヒップホップに仕上げるレシピ☆
Y.K.Beatsです!
今回は、イコライザーを駆使してビートをヒップホップに仕上げるレシピを紹介♫
イコライザーは、料理でいうところの調味料のようなもの。少し調整するだけで、ビート全体の味がガラリと変わります。
素人っぽいと感じるビートは、だいたいイコライザーの使い方がイマイチ!
そこで今回は、ビートメイカーが押さえるべきイコライザーの基礎的な使い方を、簡単なレシピ形式でご紹介しますよ!
材料(イコライザーの種類)
ハイパスフィルター (HPF):
低い周波数をカットし、音をクリアで軽いサウンドに。
ローパスフィルター (LPF):
高い周波数をカットし、音をこもった温かいサウンドに。
中高音を大胆にカットしてベース音を抽出したりとか。
ピーキングEQ:
特定の周波数を強調したり、抑えたりします。
ベル型EQ:
ピーキングEQと似ていますが、より広い範囲の周波数を調整できます。
シェルフ型EQ:
低域全体または高域全体をまとめて調整します。
基本レシピ:
下ごしらえ
ビートをミックスする前提で、ビートの各トラックをイコライザーをかけられるようにDAWに流し込む。
フェーダーとパンニングで軽くミックスする。
各トラックにHPF:
不要な低音が入っている音のトラックにHPFをかけ、不要な低音をカット。※キックやベースなど低音を活かしたい音にはかけない。
キックを強調:
キックの低音が弱い場合は、少し低音をブーストする。
しっかりと低音は鳴ってるけど、音がこもっていてパンチが欲しい場合は低温を少し下げるか、中高音を少し上げてみる。
スネアをクリアに:
スネアは音の感じによって違いますが、スコーンッと抜けを良くしたいなら高音を少しブースト。
音にガッツが欲しいときは中音をグッとブーストしてから、周波数帯域をずらしていって「ここや!」と思う音の帯域を探す。
ブーストをゼロに戻してから、再度必要分だけブーストする。
ボーカルを前に出す:
ボーカルは声の質によって調整する周波数帯域が違います。
まずは要らない音の周波数帯域を探して耳当たりが良くなるように削る。
次に足りない音の周波数帯域を探して必要分ブーストする。
注)極端に調整すると声が変わりすぎてしまうので、調整しすぎに注意して!
全体の音量バランス:
イコライザーで調整したら、もう一度フェーダーでミックスバランスを整える。
アレンジレシピ:
個性的なサウンドを作るアレンジ♫
低音をドでかく!
ベースやキックの低域をブーストし重厚なサウンドに。
音量レベルが上がるので、ブーストしたらフェーダー調整を忘れずに!
空気感マシマシに!
サンプルやシンセ、パッドなどの高域をブーストし、キラキラした空気感を感じられるサウンドに!
音をスッキリ軽やかに!
中域が音のごちゃつきの原因なら、中域を削ってスッキリと抜けの良いサウンドに!!
各サウンドの魅力を引き出す!
各サウンドごとに良い感じに鳴っている美味しい周波数があるので少しブーストして美味しさを引き立たせる!
注意点:
イコライザーは数値だけでなく、実際に聴きながら調整して!
聞いていて耳が痛くなったり疲れてしまうようなイコライジングは強すぎる証拠、控えめに調整しよう!
制作環境やスピーカーで聴こえ方が変わることがあるので注意しよう!
まとめ
イコライザーは、ビートメイカーのベーシックなエフェクトでかなり強力なツールです。いろんなレシピを試して、自分だけのサウンドを見つけてください。
ポイント
とにかくシンプルに!
ビートメイクの段階で理想の音に近い音を作っている前提なので、まずはシンプルに基本的なレシピから始めて、必要な分だけ調整するようにしよう!
何度も聴き比べて!
イコライザーのON/OFFを使って音を聴き比べて、本当に必要な処理だったかを確認して!
他のエフェクトと組み合わせる
イコライザーだけでなく、コンプレッサーやリバーブなどのエフェクトと組み合わせることで、より複雑で奥行きのあるサウンドを作るので、いろいろと試してみよう♫
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それでは。
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