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【BEATちっぷす#16】初心者ビートメイカーのためのアナログサウンドのような質感の作り方レシピ☆

Y.K.Beatsです。
今回は「あの質感はどうやって?初心者ビートメイカーのためのアナログサウンドのような質感の作り方レシピ☆」を紹介!

  • ドラムの音を丸くしたい

  • シンセの音を温かくしたい

  • ビート全体の音が尖っていて痛い

「レコードのような質感を自分のビートに!」

そんな風に思ったことありませんか?

Boombapのビートメイカーの皆んなが理想としているのは、シンセサウンドなどのデジタル臭い音を、まるでレコードのようなアナログなサウンドにしたいということです。

今回は、初心者ビートメイカーのための、アナログサウンドのような、質感を高めるための無料ツール紹介とレシピを紹介します♫

材料

  • DAWソフト

  • サンプラー

  • 音源

調理器具

  • ヴィンテージ系イコライザー

  • ヴィンテージ系コンプレッサー

  • サチュレーションエフェクト

見本の音源

90年代のクラシックなヒップホップなど、「こういうサウンドにしたい」と思う曲

作り方

アナログサウンドとは?

Boombapのビートメイカーが考えるアナログサウンドって、一概に定義づけるのは難しいですけど、理想のサウンドイメージはこんな感じです。

  • 自然な歪みがある

  • 温かみがある

  • ノイズがある

こういったサウンドにすることで、暖かみのあるビートに仕上げていきます。

サンプル・音源選び

一番手っ取り早いのは、サンプルやシンセサウンドなどの音源自体が求める質感のものを選ぶことです。

デジタル臭い音やクリア過ぎる音は絶対に避けたほうがいいですね!笑

出来上がった音源を加工だけでどうにかしようとするには限界がありますので。

できるだけ音源選びで良い質感のサウンドを選んで、どうしても仕方がない場合は、加工するという手順で進めましょう!

レコードからサンプリング
これが一番です!
アナログレコードから直接サンプリングすると、温かみのある独特のノイズや歪みが得られます。

安物のオーディオケーブルや機材しかないとしても、それはそれで良い質感が得られるのでイイ感じです♫

高品質なサンプルパック
これも相当素晴らしい!
レコード音源を忠実に再現したサンプルパックを使用することで、手軽に質の良いサウンドを得られます。

アナログ経由でサンプリング
音をサンプリングするときに、オーディオケーブルを通してからサンプリングするようにします。

このときにDJミキサーなどの機材を通すと、イコライザーを使って音の調整ができるのでオススメですよ!

音を加工するエフェクト

選び抜いた音源だけでビートが完成する場合は、無理な加工は必要ないです。

でも、やっぱりCDやシンセなどクリアなサウンドを使用する場合は、もっとマットでドープなサウンドにしたいって思いますよね?

そんなときはエフェクトで音を加工します。

加工には、

  1. サチュレーションエフェクト

  2. ヴィンテージ系イコライザー

  3. ヴィンテージ系コンプレッサー

を使いますが、僕のオススメは、1.サチュレーションエフェクトのプラグインを使う方法です。

とにかく手っ取り早い!

そこで、オススメのプラグインを紹介!
どちらも無料で使えるので、是非ゲットして♫

1.サチュレーションエフェクト

アナログ機器特有の歪みをデジタルで再現するエフェクトのことですね。

音に特有の温かみを持たせることで、デジタル臭さを抑えることができます。

単音の存在感を出したいときや、全体のバスにインサートすることでビートに一体感を出したいときに調子がいい♫

①カセットテープシミュレーションプラグイン

Tape Cassette 2

カセットテープの音質を手軽にゲットできるかなり使えるプラグインです。

音がマットで優しい質感に一撃で変わります!

僕は単音でのみ使っていて、特によく使うのはベースです。

良い感じにハイ落ちして、キックとの相性がよくなります。


②バイナルシミュレーションプラグイン

iZOTOPE VINYL

iZOTPEからリリースされているレコードの質感を手軽に再現できるプラグインで、こちらも無料なのに使えるイケてるプラグイン!

年代ごとのレコードの雰囲気を再現できるのに加えて、オートメションを使うことでターンテーブルを止めたときの、あの音も再現可能です!!

このプラグインは、いろいろな場面で使えますが、僕がよく使うのはピアノなどのキーボード音源やサンプリングCDのようなクリーンな音を汚す使用方法です。

ノイズを付加する機能もありますが、ちょっと白々しい感じがするので使わないですね!


この2つのプラグインがあれば、かなり良い雰囲気を手軽に作れるので是非使ってみてほしい!

また変わり種として、

AKAI MPC SOFTWAREに搭載されているヴィンテージエフェクトを使うのもオススメです。

自分が使う音を、sp-1200やmpc60といった往年の名機をエミュレートしたサウンドキャラクターに変えてくれる優れもの!

僕もよく使いますよ!

2.ヴィンテージ系イコライザー

ヴィンテージモデリングのパラメトリックイコライザーを使うのもオススメ!

クリアで高音を抑えたいときは、3kHz以上の高音をグッと下げると落ち着いた音色になります。

音の質感は、プラグインによって変わりますので色んな種類を試してみて!

僕のオススメは、waves goldバンドルに入っているV-EQ3です。
シンプルで使い勝手が良いところがお気に入り♫

ドラム単音の調整で、ざっくりと音を作りたい時によく使います!

3.ヴィンテージ系コンプレッサー

ヴィンテージのアナログモデリングコンプレッサーも必需品です!

グッと深めにかけると、デジタル臭さのとれた特有の質感になるものが多いです。※かけ過ぎ注意ですけど。

ヴィンテージコンプレッサーもwaves goldバンドルのV-compが、質感が変わって調子がいい!!

ドラムをまとめたバスなどでよく使うコンプレッサーです♫

他にも無料配布されているものもけっこうありますので、いろいろ使ってみると気に入ったサウンドのものが見つかりますよ!


基本的には、これらのエフェクトを使って音のデジタル臭さを無くすと同時に自然な歪みを音に付加しながら、好みの音を作っていきます!


まとめ

もう一度おさらいすると、

自然な歪みと温かみのある90sヒップホップのようなマットなアナログサウンドを作るには、

  • 音源を選ぶ時点で、良い質感の音を選ぶ

  • デジタル臭い音・クリア過ぎる音は使わない

  • サチュレーションエフェクトを使用する

  • ヴィンテージ系イコライザーを使う

  • ヴィンテージ系コンプレッサーを使う

このあたりを実践してみてくださいね!

それでもイマイチしっくりこないときや、音が浮いているようなときは、ミックスバランスが悪いなどの別の原因の場合がほとんどなので、あまり単音だけで判断せずに全体を聴きながら調整するようにしてみてくださいね。

それでは。


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