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【BEATちっぷす#15】ビートメイカーのための簡単アルバムマスタリングレシピ☆

Y.K.Beatsです!
今回は、あなたががんばって作ったBoombapビートをビートテープとしてひとつのアルバムのように仕上げる「ビートメイカーのための簡単アルバムマスタリングレシピ!」を紹介☆

「ビートいっぱいできたけど、どうしよう?」そんな悩みを持つビートメイカーさん、必見です!

機材を買ってビートメイクした最初の1曲ってマジで感動ですよね!

そして、日々ビートメイクをしていく中で、たくさんのイケてるビートが生まれてきます。

クルーなど、周りにラッパーがいるなら、ビート提供してドンドン楽曲制作に繋げていくと良いんですけど、

僕もそうだったように周りにラッパーや歌い手がいない場合は、せっかく作ったビートを持て余してしまいます。

僕なんて、そうこう言ってる間にHDDが死んでしまって、500曲以上のストックビートが消えてしまった悲惨な経験をしましたよ!笑

あなたには、そんな残念な感じになって欲しくないので、是非ビートだけのアルバム、ビートテープとして音源をまとめてたくさんの人に聞いてもらうことをおススメします。

そこで、今回はあなたのイケてるBoombapビートをアルバム単位で統一感のある音に仕上げるためのマスタリングレシピを紹介しますね。

1曲単位のマスタリング方法を書いたレシピもあるので参考に!

※今回紹介する方法は、あくまで僕のスタイルで、これが正解ということではありませんよ。だいたいのやるべきことを理解したら、自分の方法を確立してもらえばいいのでがんばってみて!

材料

  • 完成したビート3曲以上

  • DAWソフト

  • マスタリングプラグイン(イコライザー・コンプレッサー・リミッター・マキシマイザー)

  • 参考音源(好きなヒップホップアルバム)

調理器具

  • ちゃんと聴こえるモニタースピーカー

  • アナライザー(スピーカーがショボい人は必須!)

作り方

前提条件

ビートを1曲単位で書きだします。
その時の注意点は、

  • -5db~-7dbぐらいの音量にする

  • マスターでリミッター・マキシマイザーを絶対使わない

  • フェードインやフェードアウトのオートメーションは外す

  • 24bit 44.1kHzでエクスポートする

※エクスポートは、16bitでもいいですけど、mp3は絶対ダメですね。

DAWにビートをぶち込む

ビートテープに入れたい曲を全て、それぞれのトラックに分けて読み込ませます。

アルバムの流れを作る

この時点では、曲と曲が重なってる状態、または曲間のスキマが適正ではないので、ちょうど良いスキマに調整して、アルバムとしての全体の流れを作る。

音量を揃える

全てのビートの音量をザックリ揃えて、バラツキをなくす。

参考音源をチェック

参考音源を聴いて、理想の音を確認する。
これが自分の中での、標準的なサウンドになるので、そこを目指して調整していきます。

各ビートの音色を調整

参考音源と比較して、音のバランスが悪い曲をイコライザーやコンプレッサーで調整する。

調整するのは、こんな場合です。

  • 極端に低音が出すぎている

  • 高域や中域が出すぎている

  • 1曲だけ、妙に音が小さく感じる

調整は、あまり極端にしすぎない方がいいです。
少しずつやっていきましょ♪

もし極端に調整する必要があるなら、ミックス段階に戻って調整するようにして!

※めんどくさがったらダメですよー!笑

まちがってもイコライザーだけでどうにかしようとするのはやめておこう!

アルバム全体の調整

アルバム全体にトーン・カラーを加えて深みを出す

もし持っているなら、ヴィンテージ系のイコライザーやコンプレッサー、サチュレーションのプラグインをインサートして、アルバムのトーンに味を付け加えよう。

なかったら無しでも大丈夫!

イコライザー

イコライザーでアルバム全体の音を調整。
参考音源と比べて、低音が出すぎている、中高域の音が痛くて耳が疲れる、逆に物足りないなどがあれば、その周波数の音を調整する。

※調整は少しずつやろう!

音圧を上げる

リミッターを使って、全体のラウドネスを上げよう!

ただし、やりすぎると音が歪んで割れてしまったり、圧迫感が強くなって耳うるさくなってしまうので注意!!

ポイント

いろんな環境で聴き比べる

いろんなスピーカーやヘッドホンで聴いてみて!

自分の部屋では、最高の仕上がりだったのに、イヤホンやヘッドホン、車などで聴いたらイマイチなんて場合も多いので完成と決めるまでに環境を変えて聴いてみて!

【さらに音を磨くなら!】

M/S処理

エフェクトプラグインを持っているなら是非使いたい!
音の左右の広がりをコントロールできます。

ちょっと壮大なサンプルを使っている時は、広がりがでて更に壮大な仕上がりに出来る!

また、もっとタイトでビートをゴリゴリ前に押し出したいときはセンターを持ちあげると、めちゃドープな仕上がりに!

【注意】


マスタリングは奥が深く、様々なテクニックがあります。このレシピはあくまで僕Y.K.Beatsの基本的な手順です。

完璧なマスタリングよりも、まずは楽しんで、自分の作品を作り上げましょ!

まとめ

アルバムマスタリングは、あなたのビートに深みとプロフェッショナリズムを加えるための重要なステップ。

このレシピを参考に、あなただけのオリジナルアルバムを作ってみて!

やっぱり自分のビートテープが出来上がるなんて、ビートメイカーとして最高ですよね!

僕なんて自分の音源ができたら、一生聴いてられますよ!笑

ぜひ、この記事を読んでマスタリングしたビートテープを僕にも聴かせてほしいですね。

メッセージ下さいね。

それでは。



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