【BEATちっぷす#10】サンプリング音源をビートになじませるBoombapの作り方レシピ☆
Y.K.Beatsです。
今回は、サンプリング音源をビートになじませるBoombapの作り方レシピ☆を紹介♫
noteにBEATちっぷすマガジンを作りはじめて、早くも10記事になりました。
この記事は、ビートメイカーが分からないことに直面したときに、サクッと読んで、すぐにビートメイク作業に戻って理想の音作りができるようにと思い書きはじめました。
これからもっと役立ち記事を書いていきたいので、ビートメイクの悩みがあれば気軽にコメントなり何なりで教えてくださいね!
レシピ紹介☆
Boombapヒップホップにおいて、サンプリング音源は楽曲の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。
しかし、せっかく良いサンプルを見つけても、ビートにうまく馴染ませるのが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか?
サンプリング音源がなじむとは?
そもそもサンプリング音源がなじむって、どういう状態やねん!?
みたいに感じる人も多いかも知れませんね。
馴染んでいない状態
サンプルがまるで別の空間で鳴ってる音のように、ドラムや他の音源などから浮いてしまっていてビートの一部として機能していない状態。
馴染んでる状態
サンプリング音源の音色が、ビートのテーマや世界観をしっかり演出しつつ、ビートの雰囲気や他の音源と違和感なく調和していてグルーヴを生み出している状態。
まあ、表現が難しいですけどね!笑
ということで、
今回はサンプリング音源をビートになじませるためのレシピを紹介します。
材料
サンプリング音源
どんなジャンルでもOK。
レコード・カセット・VHS・YouTube・テレビなど何でも来いです。
ビート
Boombapな雰囲気を持った重厚なドラムサウンド!
サンプラー・DAW
イコライザー
コンプレッサー
リバーブ
ディレイ
なじまない原因☆
サンプリング音源の選定
あなたは先にドラムを作りますか?
それともサンプリングからインスピレーションをもらいますか?
どちらにしてもサンプリング音源の選び方は重要です。
フレーズをそのままループさせたり、チョップでバラバラのパーツにしたり。
とにかく気に入ったサウンドをサンプリングしましょう!
ビートの組立て
サンプリングが終わったら、音を組み立ててビートを作ります。
ビートは、サンプリング音源をループしたり、チョップで組み替えたりしながら、カッコいいと思える状態になるまで作りこんでください。
サンプリング音源の調整
サンプリング音源が浮いてしまって馴染んでいない場合は、この時点で分かるはずですね。
浮いてしまっている時は、
サンプリング音が大きすぎる
音程が合っていない
音の前後感がおかしい
BPMが合っていない
だいたいこんな感じが原因になってます。
だから、これらの対策をしていけば大丈夫って事ですね!
なじませレシピ☆
サンプリング音が大きすぎる
サンプリングの音が大きすぎる場合は、当然小さくすればOKです!
でも、どうして音が大きすぎる状態にしてしまったのか?
これが問題です。
だいたいの場合、不要な音や同じ周波数帯の楽器やシンセ音が入っていて、サンプリング音が聞こえにくいからなんです。
これ、マスキング効果って言って、ビートの音が重なりすぎて飽和状態になってハッキリと聞こえなくなっちゃうんですね。
その場合の対策は、
イコライザーで不要な音を削る
サンプリングをやり直す
他の音を消すか、変える
パンニングで左右に振って分離を良くする
これでOKです!
音程が合っていない
サンプリングのビートメイクは、いろんな媒体からRECするので、音程が合っていないことが多いです。
たしかに音程が合っていなくても、カッコよく聞こえることもあるので、それはそれでOKですが、やっぱり聞いていて心地よくない場合がほとんどですし、そういうときは素人クサいビートになりがちです。
特にメロディラインが複雑なサンプルを、複数重ねるときに音程を外しやすいですね。
やっぱり違う曲同士を合わせるので!笑
そんなときは、しっかりとピッチを修正しましょう。
どうしても合わない場合は、サンプリング音源を見直してください。
音の前後感がおかしい
音の前後感がマッチしていないときにも、サンプルは浮いたように聞こえます。
逆に前後感がしっかりと調整出来ていれば、先ほどの音程が合っていない場合でも意外とシックリ来る場合もあります。
この音の前後感は、コンプレッサーを使って調整しましょう!
詳しくはこちらの記事!
BPMが合っていない
BPMが合っていないのも、浮いて聞こえる原因になります!
でも、ある程度狙いがあってBPMをズラすことは僕もよくやるので、一概にダメってことではありません。
ただ、BPMが合っているとビートにまとまり・統一感が出ますので、もし違和感を感じたら修正して合わせてください。
方法は、曲自体のBPMを変更するか、サンプルをタイムストレッチするかの二択になります。
まとめ
個人的にサンプリング音源がなじまないケースで多いと感じているのは、サンプリング音源のもともとのメディアが違う場合です。
例えば、上音はレコードからサンプリング、ドラムはサンプリングCDやスプライスなどの出来上がった音源でビートを作ると、必ずどちらかが浮いた状態になります。
やっぱり録音環境が違う音源を混ぜるので、仕方がないことですね。
今は、異なるメディアからのサンプリングで作られた音楽が多いので、いろいろな曲を聴いて参考にしてみてください。
僕がいつも参考にしているこちらの曲、そういう目線で聴くととても良くできていますよ!
是非チェックしてみてくださいね。
それでは。
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