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【BEATちっぷす#17】ドラムパターンで悩んでる?500曲以上作ったY.K.Beatsのドラム組み方レシピ☆
Y.K.Beatsです。
今回は「ドラムパターンで悩んでる?Y.K.Beatsのドラム組み方レシピ」を紹介☆
ドラムパターンって、ビートを何曲も作ってると同じになってきて飽きてきますよね?
「もっと違うイケてるドラムパターンにしたい!」
そんなふうに思うビートメイカーはとても多いです。
そこで、今回は500曲以上のビートを作ってきた僕のドラムパターンの作り方を紹介します♫
参考になれば幸いです。
材料
キックサウンド
スネア
ハイハット(クローズ・オープンなど)
パーカッション(必要に応じて)
サンプリング音源など上音
調理器具
サンプラー
DAWソフトなど
ドラムパターンをつくる2つの考え方
①ドラムを先に作るパターン
ドラムは、Boombapヒップホップのビートの要ですよね!
だから先にドラムから作ることがけっこう多いです。
ドラムに合わせて、チョップしたサンプルを重ねていく。
まるでドラムをサンプルで装飾するような感覚で作る方法です。
ビートメイカーの感覚センスが出やすい作り方で、それぞれのカラーを出しやすい作り方ですね。
ただしメリットもデメリットもあるんですよ。
メリット
いかにもBoombapヒップホップという感じのハードな曲作りができるところが素晴らしい!
僕は、基本的にこの作り方です。
チョップしたサンプルを、ドラムに合わせて叩きまくるので作るプロセスがメチャクチャ楽しいし、ヒップホップしてるって感覚でビートメイクできます。
ドラムの音自体が映えることが多いので、自分らしいドラムパターンで勝負できます。
デメリット
ドラムを先に組むので、自分らしさがある反面、ワンパターン化してしまう点がデメリットです。
ビートメイカーが求める自分らしいビートは、ドラムパターンに依存するところがけっこうあると思いますけど、それがマンネリに繋がっていると感じるんですね。
使うサンプルは違っても、ドラムが似てるので全体的に似た印象になることがありますので注意が必要です。
②サンプリング音源に合わせて作るパターン
こちらは先ほどとは逆で、先にサンプリング音源を作ってからドラムを作るパターン。
僕の場合は、この方法はサンプリング音源を思いっきり活かしたい場合に使います。
メロディラインが特徴的なものや、一定の小節間をずっとサンプルが鳴っていてループさせるようなサンプルなどのときですね。
こちらは、ドラム先行の場合とは違って、サンプルのグルーブに合うドラムパターンを探る方法になります。
いつもの調子と違うけど、だからこそ今までとは違った発想のドラムパターンが生まれたりもします。
メリット
メリットは何といっても、マンネリからの解消です。
サンプリング音源にインスピレーションを受けてドラムパターンを作るので、自分の感覚だけではないパターンが生まれます。
じっくりと音源のループを聴いて、いろいろなドラムパターンを叩いてみる。
すると、しっくり来るパターンが見つかるんですね!
そのときの喜びったらもう。。ww
デメリット
まるで、ずっと理科の実験をしているかのような地道な作業に突入する場合があります!笑
とにかく自分が良いと思えるドラムパターンができるまで、試行錯誤を繰り返すので、いつもより時間もかかるし、頭がイッてしまうww
すこしヒップホップ感のない作り方のように感じますね。
2つの考え方を紹介しましたけど、どちらも実際に僕が実践している方法ですので、是非試してみて!
Y.K.Beatsのドラムパターンレシピ☆
ここからは、僕がドラムサウンドを組み立てていく実際の方法を紹介しますね!
昔は、とにかく手あたり次第にパッドを叩きまくって作っていただけだったんですけど、今は少し違います。
最近、実際にやっているドラムパターンを作る方法はこんな感じ。
①可能な限りスピーカーを爆音にする
僕のホームスタジオは、普通の民家なんですが幸い爆音で音が出せますww
なので爆音で気分を高めてドラムパターンを作ります。
それとヘッドホンでの作業は基本的にやりません。
とにかく気分が上がる方法で作るようにしてます♫
②ドラムのテーマを決める
次にドラムというかビートのテーマをざっくりと決めておきます。
ドラムだけでいうと、今回はこんなドラムサウンドにしようとか、そういう感じです。
僕の場合だと、
和太鼓のようなふくらみのあるキックにリムショットを合わせたバウンシーなドラムパターンにしようとか。
sp-1200のようなロービットでハードで走っているドラムパターンにしようとか、こういう感じの部分をあらかじめ決めておきます。
テーマによって選ぶ音色が変わってきますよね!
③ドラムサウンドをパッドにアサイン
テーマが決まると、どういう音をサンプリングすればいいかが少し明確になりますよね!
なので、イメージ通りの音を探してサンプリングし、パッドにアサインします。
もちろん、この限りじゃなくてレコードのブレイクから、たまたま見つかったドラムサウンドをサンプリングして、テーマ変更って場合もありますよ!
④方向性を決める
ドラムパターンの方向性を決めます。
僕は、一応フィンガードラマー(上手くありませんけどね)なので、パッドをフィンガードラム的に叩いてパターンを探っていきます。
この時点でだいたいのドラムパターンが決まります。
⑤パターンを打ち込む
決めたパターンを打ち込みます。
この時点ではザックリと4小節のループで打ち込むことが多いですね。
でも、ここで完成ではなく、後ほどブラッシュアップしていきます。
⑥サンプル音源を打ち込む
ここで一旦、ドラム以外の音を打ち込みます。
上音が入ることで、ドラムパターンの改善点が見えてきますので、ドラムパターンのレシピとは言っても、サンプル音源は必須です。
やっぱりドラム単体で考えるよりも、楽曲として全体を捉えたほうが良いビートが作れますよね。
⑦ドラムパターンを調整
サンプルを打ちこんだら、再度ドラムパターンをチェックしていきます。
ここでやることは、
ドラムパターンに飽きがこないかチェック
サンプルのグルーブに合っているかチェック
という感じです。
チェックしたら、だいたい改善するところが見えててくるので、
ドラムのグルーヴ調整
音の追加(必要に応じてパーカッションなど)
音の変更
音のピッチ調整
このあたりを調整して完了という流れで作っていきます。
まとめ
今回は、僕のドラムパターンのつくり方を紹介しました!
これまで500曲以上(本当はもっと作ってるはずなんだけど)のビートのドラムパターンを作ってきて、やっぱりマンネリは付き物だし、飽きてきたりもします。
でも、同じパターンだからダメとか、そういうことでもありませんよ。
同じでも、その曲に必要ならそれでいいですし、違うパターンでもビート全体としてダサければ意味がない。
だから、気にせずドンドン最高のビートを作りましょう!笑
今回のやり方はあくまで僕の方法なので、人によっては全然違うと思うんです。
だから、絶対にこうしないとってことではないので、いろんな方法を試して自分なりにやってもらえればスタイルが確立できてくるはずです。
イイ感じのドラムパターンが作れるようになったら、是非聞かせてくださいね。
それでは。
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