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【BEATちっぷす#19】初心者必見!ラップボーカルの劇的改善レシピ☆

Y.K.Beatsです。
今回は、【初心者必見!ラップボーカルの劇的改善レシピ☆】を紹介♫

僕は、頑張って活動している若手のラッパーさんの音源をたまに聞かせてもらうことがあるんですが、だいたいの場合、一番主役のはずのボーカルが弱いんです。

ボーカルが弱いと弊害があって、例えばラップが聞こえにくいから音量を上げてしまって、その結果ビートから浮いてしまう。

ビートにラップを乗せてミックスするときに、ボーカルがなじまないって感じてるのは、こんな感じの場合が多い。

今回はそれを解消できる方法を簡単なレシピで紹介しますね。

材料

ラップボーカル

渾身のラップをかまして!

コンプレッサー

サンプラーやDAW付属のものでも大丈夫!
あるならヴィンテージ系のものも!

曲が素人臭くなる原因

素人クサいラップの一番の問題は、声の大小です。

声が大きかったり小さかったりしている状態なので、小さい音が極端に聞こえにくい。

それを聞こえるようにするために、全体音量を上げる。

すると、大きな音がビートから完全に浮いちゃうww

これが原因です。

声の大小を無くす方法

これがコンプレッサーを使う方法。

声の大きなところをコンプレッサーで押さえつけて、ブチュッと潰す。

すると、大きな声が潰されたので、小さな声との差が縮まる。

これがラップ音量の均一化。

あとはラップ全体の音量を調節すればOKという流れ!

作り方

ラップレコーディング

まず大前提として、イケてるラップをRECして!

イケてるっていうのは、ラップが上手いとかではなくて、感情や勢いを詰め込んだボーカルを録るってこと。

音質の問題じゃないから、安いマイクでも大丈夫なので、安心して自分らしさが爆発してるラップを録ろう♫

ただし、コンデンサーマイクが必須ですよ!

ボーカル処理

だいたい自宅のホームスタジオで宅録の人が多いと思うので、RECしたラップの処理を少しだけ説明します。

きっと、感情のこもったボーカルなので、声の大小がかなり極端に出ているはずですよね?

その波形を見て、声がメチャクチャ大きいところと小さいところのボリュームを切りとって、その波形部分の音量(ゲイン)を大きいところは少し小さく、小さいところは多きく調整しよう。

実はこれだけで、かなりラップの聞こえが良くなります。

次にコンプレッサー。

コンプレッサーでガッツリめに調整

ここでコンプレッサーの出番です。

ボーカル処理が終わっているので、なんとなく声の音量差が減ったと思いますが、それでもまだまだ差がある状態のはずです。

コンプレッサーでは、さらに声の大小を縮める処理をします。

コンプレッサーの使い方は、

  1. レシオ・アタック・リリースを適当に調整

  2. スレッショルドで効かせる

  3. 声を聴きながら微調整

  4. 音量調整

  5. オンオフで聴き比べ

こんな流れです。

それぞれのレシピはこちら!

レシオ

だいたい3:1~8:1ぐらいに設定してみて。
僕の場合は、3:1から始めて、聴きながら調整。

アタック

もともと声がこもって聞こえにくいようなときは遅めでアタックを目立たせる。
逆に前に飛び出してるようなときは早めにしてアタックを抑える。

リリース

語尾が聞こえにくいようなときは早め。
歯切れよくしたい場合は遅め。

スレッショルド

スレッショルドは、コンプレッサーの効かせ具合を調整する。

もともとのラップの音量よりも小さい値にすると聞きはじめる。

さらにグゥーっとスレッショルドを下げると、音が潰れていって音量が小さくなるけど、その分だけ声の大小差がなくなる。

音量調整

スレッショルドを下げてコンプレッサーを効かせたら、音量が下がってしまいますよね?

なので、音量を元の状態ぐらいまで上げてあげます。

オンオフで聴き比べ

最後は、コンプレッサーの効き具合をプラグインをオンオフして聴き比べます。

すると、声の大小差が縮まった感じが分かるはずです。

声がギュッと圧縮されて、カッコよく聞こえませんか?

もし、あんまり変わらないようなら、コンプレッサーが効いていないかも知れないので、もっとしっかりと効かせて!

注意)

けっこう強めにガッツリコンプレッサーをかけると、小さな声が良く聞こえるんだけど、同時にノイズも聞こえるようになるので注意が必要!

サーっみたいなノイズです。
もし気になるようなら、少し控えめにした方がいいです。

あとは、声の大小がなくなりすぎると、せっかく感情を入れてラップしたのに良さが失われる場合があります。

なんとなく、ペタッとしたな。とか、ノッペリしたな。と感じたらコンプレッサーの機器を弱めましょ!

まとめ

もう一度おさらいすると、

  • 曲が素人っぽいのはラップが弱いから。

  • ラップがビートから浮くのは声の大小が影響してる。

  • 録音したラップはゲインで下処理する。

  • コンプレッサーはガッツリめに効かせる。

一度分かってしまえば、難しいことではないので是非、挑戦してみてくださいね。

分からないことなどあれば、いつでもインスタなどのDMで連絡ください♬

それでは。


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