クックパッドの新しい検索体験について
こんにちは。クックパッドレシピサービス のデザインをしている茅島です。
今回はクックパッドの新しい機能「タグ」について取り組んでいることや考えていることを紹介します。
つくれぽとは
タグを説明していく上で、つくれぽを知っておく必要があります。皆さんはクックパッドの機能である「つくれぽ」をご存知でしょうか?
つくれぽとは実際にレシピを参考に料理をした人が、写真とコメントを投稿するものです。
現在(2021/07/19時点)クックパッドには約355万件のレシピが投稿されていて、つくれぽは約2500万件あります。
そんなつくれぽには、レシピ作者が思いもしなかったレシピの価値の発見や、材料が足りなかったときの代用方法など多くの発見があります。
今クックパッドではこの「つくれぽ」でタグを投稿できるようになっています。
探す体験でのタグの価値
タグには以下のような特徴があります。
- 同じタグが付けられた他の投稿へ遷移できる
- キーワードが思いつかなくてもタグから探し始められる
この特徴はつくれぽとの相性が良く、例えば #夏におススメ など、レシピにはその文言が入っていなくても、タグを経由して多くのレシピやアイディアに出会えるようになりました。
これは、今までのレシピ情報に対するキーワードマッチでは出会いづらかった体験です。
キーワード × タグ という仕組み
世の中にあるタグを使ったサービスは、そのタグ単体でのみ利用されることが多いのですが、クックパッドは家の冷蔵庫にあって早く消費したい食材のような制約からも探せるように、下のような流れも作っています。
家にある食材で検索 → タグと接触 → 予想外の発見に出会う
この流れによって、タグの文言自体が思い浮かばなかったとしても、自分の使いたい食材から様々なタグに出会い、アイディアを発見することも出来るようになりました。
すでにリリースしている機能
キーワード × タグ を実現するために、検索結果にタグタブを新たに追加していて、ここではキーワードに関連するタグで探し始められます。
また、キーワードを入力したタイミングでもタグを表示することにより、まだ何も思いついていないサジェストを利用するようなタイミングでも、タグが活躍できるようになりました。
最後に
クックパッドにおける「タグ」についての考えを、軽くですが書きました。利用者の多い画面を凄いスピードで変更させてもらえる環境に感謝しつつ、これからもより良い体験を実現するために、どんどん開発を進めていきます!
そんなクックパッドではサービスを一緒に作ってくれる仲間を募集中です。少しでもご興味を持っていただけましたら、ぜひ下のリンクからご連絡ください。
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