ykato-CLIMAT

色彩計画家 / Color Planning Corporation CLIMAT取締役 / 素材色彩研究会MATECO代表 / 東京都景観審議会・同審議会計画部会委員 / 山梨県景観アドバイザー等

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最近の記事

東京ホテル図鑑/御出版に寄せて

この度、環境色彩計画事務所CLIMATの一員である遠藤慧さんが学芸出版社より『東京ホテル図鑑』というスケッチ集を出版されました。発売日は2023年8月25日とのことですが、前評判の高さもあって、一部書店では特典付き/パネル展と合わせ先行発売が開始されています。 書店でのトークイベントやラジオ出演など、今後様々なメディアでも多々紹介されることと思いますので、ぜひ出版社のサイトや遠藤さんのSNSなどをチェックしてみてください。 さて改めまして御出版、おめでとうございます。通常の

    • 景観計画における色彩基準について

      現在、いくつかの自治体で景観審議会委員やアドバイザーの委嘱を受けています。週に1~2度程度は会議や事前の資料説明や意見交換をしたり、時には現地へ出向いて関係者の方々を交え、周辺環境を確認しながら対象物の色彩についてあるべき姿を助言したり、ということを行っています。 一方、実務では団地の改修(外装の塗替え)に携わることが多いため、設計者として景観計画の届出を行うことも少なくありません。 各自治体の景観計画を読み込み、行為の制限(=色彩基準等)を見ていくと、果たしてこれが『良好

      • 色彩デザインにおけるストライクゾーン、という考え方について

        先日、Twitterで神楽坂景観塾でのレクチャーまとめを再掲したところ、それを読んだ事務所のメンバーから『かとうさん、もっとこういうこと発信していくべきだと思いますっ!』という感想をもらいました。 神楽坂景観塾で話した内容はこの数年、大学の特別講義に呼んで頂いた際や自治体の職員研修などで話しているもので、自分では都度寄せられる質問の内容などを鑑み、とにかく「(環境)色彩に対する誤解を解く」ことに重点を置いてきたように感じています。 それが面白いのかどうかはよくわかりませんが、

        • 街並みと色彩の多様性について/この2ヶ月を振り返って

          間もなく6月。西の方からは梅雨入り間近、という知らせも聞こえ始めています。 3月上旬から新型コロナウイルス感染拡大に対する懸念がじわじわと広がり始め、弊社では自粛要請(その時点ではまだロックダウン、という言葉を使っていました)が出るかもしれないということを想定し、社内サーバーへ外部(自宅)からアクセスできるようにしたり、モニタを自宅に持って帰ったり、という準備を(比較的早い段階から)進めて行きました。 ※モニタを持って帰りノートPCに繋ぐのにどのケーブルが必要かわからない私

          最高彩度の半分って何ですか?

          こんにちは、色彩計画家の加藤幸枝です。 昨年9月に「色彩の手帳」という書籍を出版しました。 以後、様々な方や方面から、反響・感想・ご批評を頂く中、多くの質問を頂く機会が増え、今まで自身が当たり前に考えたり実践してきたことの根拠や具体的な数値の意味するところを問われる状況が続いています。 また、本業に関連して屋外広告物の審査や協議に関わる機会が増えています。多くの自治体では景観計画の策定に併せ、まちなみ・景観に大きく影響を与える屋外広告物の規模やデザイン・色彩等について、

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