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2024-25年末年始台湾まち歩きと本屋巡りvol.03高雄1日め-その3 衛武營國家藝術文化中心


衛武營國家藝術文化中心

今回の高雄訪問で一番楽しみにしていた「衛武營國家藝術文化中心」

2007年にコンペが行われ、Mecanooに所属するフランシーン・フーベンが首位を獲得。その後2010年起工、2017年10月竣工、2018年10月正式開業。國家藝術文化中心の名前の通り国立のホールで、北部、中部、南部にそれぞれホールが整備される法律に基づくとのこと。ちなみに中部は、伊東さん設計による「台中国家歌劇院」。
前回の高雄訪問は、2015-16年末年始。衛武營の話は聞いていたので、ここには来ていた。

2016年1月1日の衛武營國家藝術文化中心

当時の写真を見ると、外観はほぼ完成、外構工事進行中、おそらく内装もまだまだ施工中ではなかったか。

コンサートホール模型
コンサートホール模型内部

近くには、住民向けの展示施設があり、音響設計時に使用した模型が公開されていた。
大きくうねる形状の施工はかなり難しそうで、数回の竣工延期を経て、コンペから10年で完成。

最寄りの地下鉄駅の通路の案内板

とにかく規模が大きい。ホールは4箇所。
・歌劇院(オペラハウス2236席)
・戲劇院(演劇ホール1209席)
・音楽聽(コンサートホール1936席)
・表演廳(434席)
それに加えて、これらのホールへのアプローチも兼ねる巨大な軒下空間「榕樹廣場(ガジュマル広場)」。建物は公園に隣接しており、屋根の一部は屋外劇場にもなっている。

アプローチ 榕樹廣場(ガジュマル広場)
榕樹廣場(ガジュマル広場)
榕樹廣場(ガジュマル広場)
榕樹廣場(ガジュマル広場)
音楽聽内部ホワイエ
音楽聽内部

折角なので、チケットを取って、クラシックを鑑賞。2000名収容クラスのヴィンヤード形式の客席は、世界的に見ても大規模なホール。日本だとサントリーホールが有名。2階席、2000円程度のチケットで、それほどいい場所ではなかったが、センターステージで距離も近く、音もよく十分に楽しめました。ただ台湾あるあるで、冬なのに冷房がかなり効いていた。

榕樹廣場(ガジュマル広場) ホワイエも兼ねる
榕樹廣場(ガジュマル広場) ストリートピアノもある
巨大なクリスマスツリーなのだが、小さく見える

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