台中台北の本屋とリノベ建築、博物館を巡る旅 2023年9月<台北3日め その2>
臺北二二八和平紀念公園
国父紀念館駅から板南線に乗り、台北駅で淡水信義線に乗り換え、臺大醫院駅下車。臺北二二八和平紀念公園を横切り、次の目的地へ。
臺北二二八和平紀念公園には臺灣博物館、臺北二二八紀念館(休館中)があり、日本統治時代の1935年には臺灣博覧会が行われた場所でもあり、その当時の名称は「臺北新公園」(1908年開園)。日本初の都市公園といわれる日比谷公園が1903年に完成し、「臺北新公園」は日比谷公園を参考にしたらしい。いち早く都市公園の概念が臺灣にも導入されていることが伺えます。現在の名称「臺北二二八和平紀念公園」になったのは、1996年。陳水扁が台北市長時代になってからとのこと。
台湾の公園に行くとタイワンリスをよく見かけます。ふさふさのしっぽでかなりでかい。よく目立ちます
榮町再現
衡陽路15號の1Fで開催されていた「榮町再現」という展示。この辺り一帯は、日本統治時代一番の繁華街。現在も当時の建物が現存しているものも数多くありますが、リノベーションされ、ファサードは改装されているもの数多くあります。この展示は、当時の町並みと街の様子を紹介する取り組み。
臺北新公園の西側から西門町まで伸びる東西の通りと台北駅から伸びる南北の通りがメインストリート。
交差点を模して、模型と当時の写真(ポストカード?)から町並みを復元。
それぞれの通りと著名な建物の紹介
現存する日本統治時代の建物
スタンプもあり。お店のスタンプは台湾博覧会当時かなり流行したようです。詳細はこちらの書籍を参照して下さい。「台湾博覧会1935スタンプコレクション」
愛樂唱片
重慶南路にある「怪しい」中古CDショップ。
3階にあるのだが、2階には美容室。1970年-80年代のにおいがプンプンする。この美容室の中の階段で3階へ行く。
こんな感じの階段で登る。一応美容室の人には、「上に行くよ」と手振りで示す。
雑多な陳列で、物量はかなりあり。
懐かしいものもあり。よく見ると、掘り出し物はかなりありそう。
料金は明快。40〜300までシールで明示
林華泰茶行
台北でお茶を買うなら、ここがオススメ。質の良い定番品が安く買える。
雙連圓仔湯
双連円仔湯でひとやすみ。あずきとタロイモのかき氷
渭水驛站
蔣渭水を記念する博物館。蔣渭水とは、日本統治時代に活躍した社会運動家・医師。現在の博物館の隣地に大安医院を開院しながら、臺灣議会設置運動に参加し、臺灣文化協会、台湾民衆党を設立し、1910年代から死去する1931年までの台湾人による社会運動の中心人物のひとり。現在の国道5号線は、蔣渭水高速公路と称されています。
紫色大稻埕という日本統治時代を描いた台湾ドラマにも、登場します。
医者で開業しながら、出版業も手掛ける。もちろん、台湾総督府にも睨まれ、十数回逮捕されている。