2022.4月13日 『バチカン奇跡調査官 黒の学院』読了しました⛪
藤木稟氏 『バチカン奇跡調査官 黒の学院』読了しました⛪
角川ホラー文庫から刊行されている小説ですが、ホラー感はさほどなくて
【怪奇謎解きミステリー】といった感じがしましたね。
私は。どちらかというと、
神仏習合や多神教の世界に、心の拠りどころを持っていきたいと思っている人間なので。
一神教であるキリスト教・カトリックについては、あまり詳しくなくてですね。
よく知らない点も多いので(勉強になるかな)という気持ちもあり、
こちらの作品に興味を持ち、読んでみることにしました。
あくまでもフィクション作品ですから、実際には
この小説のように、バチカンから派遣された調査官が
特別捜査官さながらに教会に赴き、奇跡について捜査してまわることはないのでしょうが。
大変興味深く、おもしろく感じながら拝読いたしました。
奇想天外で壮大な展開に驚きつつ、人類の想像力と創造力に感服する想いを抱きましたねぇ。
☆
フィクション作品ではありますが
狂信と洗脳の怖さ、というものがリアルに描かれていて
「ファナティック」というのは、恐ろしいものだと、改めて感じましたし、多いに学ぶところがありました。
☆
私は、誰に対しても、何に対しても
「ファナティック (略して、ファン)」 = 狂信者, 熱狂者 には、なりたくないのです。
一人の鑑賞者、一人の視聴者 、一人の支援者、そのくらいの立ち位置でいたいですね。
【ファナティックなクラブ】というものに、これまで一度も入会したことがないのも
そういった思いが、私にあるからかもしれません。
自己の理性と合理的な思考を再認識させてくれたこちらの小説に
感謝の意と、敬意を表したい と、存じます。
ありがとうございました🌸
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?