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「人生100年時代の医療・健康・福祉のあり方」Cheers!メンバー 神原 由依

猛暑が続きますが、お元気ですか。
はじめまして、岡山大学の神原由依です。

大学院博士課程2年目、研究を行っています。
その前は血液腫瘍内科医として7年間臨床現場で働いていました。

血液腫瘍内科は、みなさんあまり馴染みがないかもしれませんね。
みなさんが風邪をひいて受診するのは一般内科が多いかもしれません。
私たち血液腫瘍医は、白血病やリンパ腫の患者さんを診ます。
競泳の池江璃花子選手が白血病と診断され、造血幹細胞移植治療を乗り越え復帰されたニュースは、多くの人に感動と希望を与えました。

血液腫瘍は発症頻度こそ少ないのですが、長い期間抗がん剤治療が必要なものや、池江選手のように造血幹細胞移植を行わないと根治できないものもあり、患者さんの人生に大きな影響を与えます。

大変な治療を乗り越え笑顔で退院される患者さんを見てやりがいを感じる一方で、移植後の副作用で亡くなったり、後遺症で辛い思いをしたりする患者さんもおられ、現行の治療に限界を感じ、医学研究を志すようになりました。

大学院では、臨床での経験を生かして患者さんに還元できる研究を目標に日々奮闘しています。

「人生100年時代の医療・健康・福祉」は壮大なテーマでありながら、私たち一人ひとりが向き合うべき大切なトピックだと思います。医師をしていると、決して医学・科学だけに精通していればいいのではなく、日本が抱える貧困や格差などの社会問題や各々の人生観・死生観など、様々な普遍的な問題に真剣に取り組まなくてはならないのだと考えさせられます。

当日は等身大のみなさんの意見を聞かせてもらいながら、医師として、私が日々感じている問題提起などもさせてもらえたらと思います。

お会いできるのを心待ちにしています。





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