サブカル系サンクラ界隈のラッパー達がつくるhiphop現代史
マントふぁっマントっふぁ
画面の前で上のMVを初めて見た方、
「少し違和感というかあんまりピンと来ないしはっきり言えば気持ち悪いな」
と思ったのではないでしょうか
僕も最初友達からこういったタイプのアーティストを沢山聴かされて今まで聴いてたhiphopと全く違いすぎて恥ずかしながら魅力に気付けませんでした
オタクだからこその飛び抜けた個性
今までいたラッパーだったら典型的なtrapかmellowかboombapかchillって感じで大体の枠があったのにその外側にズガン!って新しいものを聴かされた気分でした
だから聴いた当初は意味不明すぎてなんなの?って思ったけど、それと同時にその気持ち悪い世界観がオリジナルすぎて虜にそのうちなっていました
普通のいかにもhiphopって感じのラッパーだったら絶対にヘッズに分かりずらいような表現とか使わないし、少し縛られてしまうところがあるんですよ
けれども僕が今紹介してるラッパーはあえて自分を広く表現するために韻も面白い言葉とかで踏んだり、特にラッパー自身のファッション(tattooも)は独特の雰囲気があって他にないかっこよさがあります
この曲もさっきのアーティストと同じように少しhiphopからいい意味で逸脱したアーティスト二人なんですが、
左のラッパー(tyosin)はtattooは首にハンターハンターの幻影旅団の刺青を入れたり、ナルトのペイン六道をイメージしてブリッジ(鼻の付け根)にピアスをとても深めに開けてます
右のラッパー(釈迦坊主)はもう見た目でインパクトがありますが笑
それ以上に歌詞が独特で面白いです、以下引用
こんなふざけた歌詞ですごい世界観のフロウをするんです
あと二人とも髪型が個性的
こういった個性を出せるからこそこのスタンスのラッパーは無理にオラオラしてないのもいいですよね(オースクをdisってるわけじゃないです)
見栄を張ったりキャラを作りすぎてるのは正直見ていてつらいですし、
やっぱりこういう部分で人間味を出してくれると面白い
hiphopと漫画、アニメ、ゲームを混ぜたリリックと
こういったタイプのラッパーを見てると面白いのが自分の好きなゲームやアニメ漫画がhiphopと合わさって音楽になっているところ
アニソンでさえあまりアニメについて直接的な表現をして曲を作らないからこういうの見た時は驚いたし、とても嬉しかったです
普通の人からしたらなんだこれって感覚になる要素ではあるんですけど、そのオタク的なコンテンツを知っていてかつ曲が好みだった時は好きなものと好きなものが融合する瞬間です
lofi-hiphopに影響されたのかはわかりませんが、
MVにこういったGIFを使ったりするのも今までの日本にあまりなかったスタンスで、新鮮ですね
サウンドクラウドから少しずつバズってこういった独自の世界観を持ったラッパーが今の日本のhiphopで人気になりつつあります
下の楽曲は今アングラのサンクラで少し流行り始めているクロスジヒトリという界隈らしいです。
いまの日本のシーンかなり多様性があって刺激的ですね。