vol.13-2 会社で週5日働きながらでもやれる”国際協力”、全部で8つお伝えします!(延岡)
更新が遅れてしまい、大変申し訳ございません。
個人的に、学生時代に一緒に活動していた友人たちが、国際協力の世界から完全に身を引いてしまうのは、時に悲しくなります。
これは間違いなく感じてしまいます。
「この世界をより良いものにしていくためには、どうしたらいんだろう?」「世界平和、本気で実現したいよね」と、学生時代に熱を持って語り合っていた友人がいます。そんな友人たちがいざ会社で働き始め、忙しさからか、どんどんと目の輝きを失っていく姿を目にすると、なんだか悲しくなりますよね。というよりも「寂しい」「もったいない」という気持ちが少なからず、自分の中で芽生えます。
「完全に」国際協力から身を引いてしまった場合に限りますが。
また、学生時代には国際協力の活動をしていなかった人でも、社会で働き始めてからこの分野に関心を持ち、世界のために何か行動を起こしたいという人は、意外と多いですよね。延岡さんも、講演をしているとそんな人たちによく出会いませんか?
このような方々にお会いする機会は結構あります。
学生時代から関心があったものの、当時は他にやりたいこと(サークル、勉強、アルバイト等々)を優先したため、結局何もできないまま就職したけれど・・・
もともとそれほど関心もなかったんだけれど、自分が結婚して家庭を持ち「親」になって初めて、子ども兵という問題にとてつもない衝撃を受けた。子ども兵と、自分の子どもの姿が重なって・・・
などなど、きっかけやその背景は人それぞれです。ただ、「世界のために何か行動を起こしたい」という想いを持っておられる方は多い印象ですね。
今一度改めて、「会社で週5日働きながらでも実践できる国際協力」に何があるのか、延岡さんと考えてみたいです。
はい、改めて考えてみましょう!
その前に、本マガジンの初回テーマを少しだけ振り返ってみませんか?
vol.1では「そもそも『国際協力』って何?」と題し、お互いの持っている「国際協力」という言葉の定義や、その立ち位置なんかを確認しましたね。
要点だけ抽出すると、以下の通りでした。
国際協力とは、
・原→“世界の不条理”へ立ち向かうために、最も相応わしい手段・活動
“世界の不条理”へ立ち向かうことに繋がる、すべての協力活動
・延岡→世界の平和を実現することを目的に、国境を越えて行われるすべての協力活動
2人の共通点として浮かんだものは、もっとシンプルでした。
「理想の社会を実現するための手段のひとつ」
上記はあくまでも、マガジンを開始した当時のわたしたちが考えていたことですし、これが正しい、これは間違っているなんてことは決してありません。大切なのは、「国際協力」というある種、ぼんやりとしたものを自分の言葉で他者に伝えられること、そこに至るまでの思考を止めないことでしたね。
今回のテーマを扱うにあたっても同様です。
活動レベルにおいて「これは国際協力だけど、これは国際協力じゃない」なんて明確な線引きをできるようなものではありません。それに、無批判に「国際協力=善」とする姿勢を常にとるのも、健全とは言えないような気がします。
何を伝えたいかと言うと、これからいくつか書いてみますが、それらはあくまでも数あるうちの選択肢でしかないということ。多種多様な関わり方が考えられる「国際協力」において、あくまでもわたしが思いつく関わり方を、特に週5日で働かれている会社員の方向けに書いていきますね。
さて、少し前置きが長くなってしまったので、ここからはサクッといきたいと思います。今すぐにできることから、つまり、個人的に思う、難易度が低そうな順に合計8つになりました。
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①国際協力に関する情報に常に触れる→発信する
まずは知ること。「問題は、認知されなければ、問題にさえなり得ない」という言葉をよく耳にします。これはまさにその通りで、知らないことをいくら考えようとしても不可能です。
どれだけ忙しい会社員の方でも、24時間常に働いていることはないかと思います。たとえ出社前の5分でも、自分が気になっている世界の問題について少し調べてみるだけで、国際協力への確実な一歩です。
具体的には、このマガジンを購読してみるとか(笑)←冗談ですが、半分以上本気です
Twitterで「国際協力」と検索してヒットする人をフォローして、ツイートを追いかけてみるとか。
忙しい方にオススメなのはGoogleアラートの活用ですね。わたしもずっと使っています。
これに特定の単語を登録しておけば、検索結果から新しいものが見つかったときにメールでお知らせしてくれます。通知の頻度(毎日、週に1回など)やサイトの種類(ニュース、ブログなど)も設定できるので、貴重な時間を情報検索に費やす必要がありません。
インターネットを使えば効率よく情報を集めることができるので、じゃんじゃん活用していくのがよいです!ただ情報を集めるだけじゃなくて、発信もしながらがベターかと。アウトプットが前提にあるかないかで、インプットの質も変わってきますので。
たとえば、こんな感じ。
Googleアラートで関心のある問題/国/地域を登録し、毎日通知が来るようにする
↓
出社前後や隙間時間を活用してニュースをチェック
↓
ひと言でもいいので、何かコメント/自身の考えを加えてSNSでシェア
これをするだけで、だいぶ生活が変わるんじゃないですかね。1日1記事やったとしても、平日のみで1週間5記事。1ヶ月だと20記事くらいに触れて、自分の頭で考える時間を取ることができます。
やり方はなんでもありですが、常に情報に触れて発信するのを今日からチャレンジしてみてください!
②関連イベント/講演会/活動報告会等に足を運ぶ
インターネットで情報に触れるだけだと物足りないのはわたしだけでしょうか?
個人的には、一番のインプットとアウトプットの場は、他者との直接的な交流だと思います。
具体的には、自分の気になる問題/国/地域で活動をしている団体のイベントや講演会、活動報告会に足を運んでみる。
・・・いや、でも9時から17時は会社で働いているから、そんな時間ないよ。
って方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です!
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