2020→2021
あけましておめでとうございます。
みなさま、年末年始はいかがお過ごしでしょうか。
以前のマガジン執筆から3年以上が経ち、わたし自身の状況もかなり変わってきております。
ただ、そのなかでも「変わらないもの」ももちろんあって。
例えば「世界平和を実現する」という人生の目的や、「自分の心の声」を大切にして生き方を選んでいくこと。
あまりわたしのことを知らない人からは「随分とまあ、道をさまよってるのね」と言われることもありますが、自分としては向かうべきところは20歳のころからなにも変わらず、ただその道筋や手段が少しずつ変化しているに過ぎません。
と、前置きはこれぐらいにして。
世の中でいろんなことが起こり、SNSによる発信をほとんどしてこなかった数年間ですが、2021年こそは心機一転、等身大のいまを世に出していこうと思っております。
ご興味がある方はお付き合いくださいませ。
リハビリがてら、2020年をゆるりと振り返りつつ、2021年をどのように過ごそうか、少し整理をしておきます。
2020年をひと文字で表すと
「調」です。
辞書的な意味としてはこちらの通り。
①ととのう。ととのえる。ほどよくする。つりあう。「調和」「調節」「協調」
②やわらぐ。やわらげる。
③あざける。からかう。
④しらべる。「調査」「調書」
⑤しらべ。詩や音楽のリズム。「曲調」「格調」
⑥ようす。状態。「調子」「順調」
⑦みつぎ。古代の税制の一つ。「調布」
『漢字ぺディア』より引用
このなかの、①④⑤あたりがまさに、2020年にはぴったりだったなあと思います。
新しい環境への「調」節
2018年12月から働いていた国内の教育NPOを卒業して、いまの職場に移ったのが4月のことです。
「途上国」で映像教育を活用した教育支援を行う国際協力団体である、NPO法人e-Educationに転職をしました。
同時に、新型コロナウイルス感染症拡大が本格的に日常生活にも影響を及ぼすようになり、入社直後から完全リモートに。
国内の職員でさえ一度も直接顔を合わせることができず、事業担当国のネパールとバングラデシュの現地パートナー団体スタッフとももちろん会うことができません。
でも、現地の子どもたちの教育をとめることはできません。
英語を使っての仕事も久しぶりで、事業のことや対象国の情報をインプットすることも必要で、なかなかにタフな期間でした。
「自分が」プロジェクトを動かすために「調」える
そんな状況のなかでも、やることはやらないといけません。国際協力のプロとして在る以上、自ら状況を変えるために動き出せたのが夏ごろのことです。
守破離の「守」にあたる段階だったのかも、といまは思います。
コミュニケーションの量を増やすことを意識して、相手の反応をよく観ること。それをベースにして、その人に合いそうなコミュニケーションの方法を試してみる。
うまくいっても、いかなくても、その要因を掘り下げたり俯瞰したりしながら、信頼関係を構築するポイントを探っていた期間でした。
また、8月ごろから青山学院大学のワークショップデザイナー育成プログラムの受講が始まり、まさに自分らしさを増幅するための専門性を学ぶ機会を得ました。
こちらは無事に修了しており、晴れてワークショップデザイナーの仲間入りをすることとなりました。
「整える」ではなく「調える」と書くと、「必要なものをそろえる」という意味になるそうです。
直近の業務を円滑に進めるために必要な要素をそろえたり、もっと長いスパンで自分を支えてくれる汎用性の高い専門性を身につけたりと、これまたハードな日々でしたが、とても充実していました。
バングラデシュの仲間との「調」べ
ありがたいことに、地元市役所からワークショップの企画・運営のお仕事をいただき、やっぱりこういうことをライフワークにしたいと感じつつ、見通しが立っていなかった海外出張が決まり、バングラデシュに飛んだのが12月です。
これまで約9ヶ月間、ずっとオンラインでしか出会えていなかった仲間と直接会って、話すことができるようになりました。
「ああ、意外と背が高いのね」とか「体が薄いのね」なんて言われることも、対面で会えてこそ。
これまで遠隔でやってきたからこそ、丁寧に大切にしてきたことをしっかりと手のなかに乗せつつ、現場にいるからこそ見えるものやできることに取り組む日々です。
「最高の教育」を共につくっていく仲間たちの想いに、自分らしさもそっと添えていく。そんな関わり方こそ、自分の理想のひとつです。
2021年をひと文字で表すと
「気が早いな」と言われるかもしれませんが、いまのうちに2021年を振り返りたいなと思います。
ひと文字で表すと「渡」でした。
リハビリなのに少し負荷をかけすぎたようなので、2021年の振り返りは次回、書くことにします。
みなさま、よいお正月を。