子離れ日記?
去年、会社を辞める時に、お客さんが送別会を開いてくれました。
「子供とどっぷり過ごせる最後の期間だと思って、会社を辞めることにしました」と言ったら、「子離れできなくなっちゃうよ?」と笑いながら言われたことを思い出します。
実は最近、ほんとにそうかもしれない、と思っているのです。
会社を辞めて、子供最優先で過ごせる時間を持ってしまった私は、すべてを子供に注ぎたくなってしまった。具体的には、今息子が、中学受験の勉強をしているので、勉強のスケジューリングをして、時間管理をして、教材の下準備をして、完全に横について毎日一緒に勉強して、全部の丸付けをして、暗記を手伝って・・・と、完全に子供と一体になって勉強してしまっているのです。
これは良いことと思われるかもしれませんが、いやいや、子供が完全に私に依存してしまい、自主性がなくなってしまいました。私に言われるまで勉強を始めない。ひとりでは勉強できない。言われてやっているから、やらされ感が出て、やる気がない。
これはまずい!
私が望んでいたことではない!
私は、子供に自主的に楽しく勉強できる子になってほしいんじゃないか!
そして、もっとまずいことに、私も子供に、自分の人生を依存させていることに気づきました。
子供に頼りにされること。ママがいないとだめと思われること。子供を完全に管理すること。自分と一心同体のように動かすこと。それを心のどこかで求めている。まずい!まずい!
会社を辞めて、子供が小学校を卒業するまでの残り2年間、子育てをどっぷり楽しむ時間、と定義していましたが、これは、子離れのカウントダウンにするべきじゃないか、と思い始めました。
いかに子供を自立させていくか。
子供が、自分の力で勉強したり、やることを決めたり、判断したり、行動したりできるようにしていく時間。
そして、私自身も、子供を手放して、私が細かく管理したり、守ったりしなくても、子供が自分自身で生きていくことを手を出さずに見守ることに慣れていく時間。子供が自立していく喜び半分、離れていく寂しさ半分に
慣れていく、トレーニングの時間。そう位置付けるのが正しいんじゃないかと。
だからここに書いていくことは、私の「子離れ日記」なんだと思います。
母親って、寂しいですよね。子供をいつまでも囲っていたいけど、でも、自立させなくちゃいけない。
そういう母親の葛藤も、書いていくことにします。
P.S. 今日の写真は、今年の我が家のクリスマスリースです。来週ぐらいから飾り始めようと思います。
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