音楽を奏でる喜びのために 3
前回記事までは前書きで、ここから本題に入っていきます。
このマガジンは、演奏に関する様々な要素を、ある程度体系的に整理し、音楽の演奏の際に必要なものを見出す力がつけやすくなるようにと考え、まとめたものであり、それに加えて演奏時の呼吸に関するノウハウを少し記す予定です。
まずこのマガジンの大きな柱として、二つのテーマがあります。
1. 私たちの意識、そして心と身体への理解
前回、音楽は人間の営みを凝縮した芸術だと述べましたが、つまりそれは心と身体に向き合うものです。なので、心と身体が音楽とどう関わってゆくかは重要なテーマです。もちろんここでは何らかの回答を与えるのではなく、単に気づきの視点を提供するだけのものです。ここで提示された視点をどのように扱うかは読者の自由です。
2. 「音楽空間」への身体的アプローチ
「音楽空間」に対して考察を深めることは大切です。様々な音楽家、作品、演奏、それぞれの音楽空間は様々なかたちをとりますが、ここでは楽曲の分析・解析ではなく、呼吸と連動した身体的アプローチの視点を提供することになります。ここでは主に、楽曲の分析・解析と呼吸を連動させるアプローチの視点を提供することになります。【2024.1.7訂正】
※「音楽空間」という言葉については前回記事をご覧ください。
それでは次回からしばらくの間、「私たちの意識、そして心と身体への理解」というテーマで記していきます。
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