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勝利の原動力、「No.12」

年明けのグランドオープンを目指して準備を進めている体験型宿泊施設「No.12」のリリースを配信開始しました。

他のメンバーと共に、コンセプトメイキング・施設名称の策定を担当しました。その思いを綴らせてください。

劇的勝利とスタジアム

私が完全に虜になったのは、2001年5月19日、鹿島アントラーズvs柏レイソルの試合。
90分では結果が付かず、延長戦にもつれ込み、鹿島アントラーズの長谷川祥之選手のVゴールにより劇的幕切れ。
試合の詳細はほとんど覚えていませんが、当時まだ9歳になったばかりの私は両親に連れられスタジアムにおり、あのゴールが決まった瞬間のスタジアムの空気・迫力は今でも脳裏に焼き付いています。
(調べると、改築後のカシマサッカースタジアムの柿落としだったんですね。それも忘れてた。)

それから私は、鹿島アントラーズの虜になり、選手名鑑やFREAKSを貪り狂うかのように読み込み、チャントを毎日のように歌って、小学校の友達には変な目で見られていました。

チームよりも結果よりも、色濃く焼き付けられるスタジアムの熱狂

それから時が経ち、高校3年の進路選択のタイミングへ。ドラマの影響でなんとなく医者になろうかと思いつつも、数ⅢCと物理が苦手で理系進学を諦め、進路について悩んでいたその時。大学でスポーツビジネスについて学ぶため経営学を専攻している母校のOBと出会い、スポーツビジネスの世界で働くことを真芯で捉えているわけではありませんでしたが、経営・マーケティングの世界に身を投下することを決めました。

大学で経営・マーケティングについて学び、就職活動へ。どんな自分になりたいか。どんな状態でありたいかを本気で考える初めての機会でしたが、「自分の中で大きな要素は、フットボールを全力で応援する仲間たちで溢れかえるスタジアムの雰囲気」「手段は問わずとも、老若男女が熱狂できる何かを作り上げる作り手側になりたい」と就職活動ではいつも叫んでいました。

その後、インターネットビジネスの世界に身を投じ、マーケティングだけではなく、事業を作ることやプロダクトを作ることを学び、紆余曲折あって、2021年11月に茨城県鹿嶋市へ移住。鹿島アントラーズのホームタウンである鹿行・カシマエリアをアップデートすることをミッションに取り組む株式会社KXにジョインをしました。

"No.12"の誕生

いよいよ始まる、KXの(ほぼ)最初のプロジェクト「No.12」。"FAN ZONE"をコンセプトに、鹿嶋市内での宿泊施設を2025年2月頃のグランドオープンを目指して開業準備をしております。
私がKXにジョインしてから足掛け3年。コンセプトメイクには2年以上もの時間をかけました。

改めて、このカシマという街の、ならではの価値や要素は何なのかを突き詰め、辿り着いたのが、私が子供の頃から感じ取っていた「スタジアムの熱量・熱狂・迫力」。試合後に車やバスに乗ってしまうと渋滞に巻き込まれ冷めてしまう。この熱を少しでも延長させられないか。その使命をこの施設にもたらせられないか。そう考えるようになりました。

鹿島アントラーズのこれまでの様々な動画を何度も見返し(これは日常)、出会ったのは元スタジアムDJダニー石尾さんの「勝利の原動力、今日も頼むぞ。No.12、Antlers Supporters」という叫び。私の半生の根幹でもある、この叫びから引用させていただき、「No.12」という名称に辿り着くことができました。

2025年2月グランドオープン予定「No.12 KASHIMA FAN ZONE」のロゴデザイン

No.12は、何かを熱狂的に応援している人たちのための場所。
鹿島アントラーズのファン・サポーターはもちろんですが、試合開催日以外にも様々なライブイベントや展示会などを行い、いろんな"好き"が集まる場所にしてまいります。

引き続き、プレスリリースやSNSなどを通じて続報を発信してまいりますので、ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。


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