伊勢志摩→京都、あかときいろ
名駅舎を愛でた後は一旦京都の自宅へ帰ることに。
黄色い伊勢志摩ライナー
帰り道に選んだのは、大阪難波行き特急「伊勢志摩ライナー」。
デラックスカー、サロンカーなどがある豪華仕様。「しまかぜ」デビュー以前はこの電車が「志摩スペイン村」や近鉄のフリーきっぷ「まわりゃんせ」のCMにも登場していた。「しまかぜ」デビュー後も伊勢志摩方面をメインに活躍している。
デラックスカー
今回僕は「デラックスカー」を指定。JRで言う「グリーン車」に相当する。近鉄では「アーバンライナー(名古屋〜大阪難波)」「さくらライナー(大阪阿部野橋〜吉野)」に設定されている。
2列+1列の広々空間。フットレストも付いている。
駅弁なかったが…
何か駅弁ないかなぁと宇治山田駅の「ファミマ」で捜索。しかし、そういうのがなかったので「おろしタツタ弁当」と「ブロッコリーのごま油和え」をチョイス。
最近は駅ナカに「セブイレ」「ファミマ」「ローソン」の「コンビニ3強」いずれかがあるのは珍しくなくなった。身近でおいしい味がこんなとこでも簡単に食べられるようになったもんだとしみじみ。でも、三重来たなら「牛肉弁当」食べたかった🥲
とはいえ、それだけでは飽き足らず、ご当地のかまぼこも買った。ただ、食べ過ぎて胃がもたれた。
伊勢路から峠
伊勢中川を越えて、青山峠を貫く。「ひのとり」で2度通ったときはいずれも夜。山間で灯りが少なくて基本的に何も見えん。
伊賀地方と関西
乗った特急は「乙特急」と呼ばれる「停車タイプ」の列車。
榊原温泉口→伊賀神戸→名張→榛原→大和八木
の順に停車する。名古屋〜大阪間の「アーバンライナー」よりも停車駅は多めに設定されている上、朝と夜は「伊賀・名張〜大阪間の“通勤特急”」の性格も持ち合わせている。
名張から大阪方面は本数が多い上、「桔梗が丘駅」を始め、ニュータウンが多い。三重県は愛知・岐阜とひっくるめて「東海3県」と呼ばれるが、伊賀地方ではテレビや言葉などが関西寄りな文化圏だったりもする。
ちなみに、「気をつけなはれや!」「惚れてまうやろー!」でお馴染み「チャンカワイ」さんも名張市出身で関西弁だ。
榛原駅からは奈良県へ。
夜の大パノラマ
大和八木で降りる前にデッキで少しだけ前面展望を見てみる。
こういうところは座席がある場合が多いが、近鉄の場合はデッキがあることがほとんど。誰もいなければ独り占めもできる。
ガラスが大きくてドライブしてるかのような開放感。日中ならば、サイコーやろなぁ。
プレイリスト
「ずとまよ」メインにいろいろ聴きながら…
大和八木、レア物に興奮
大和八木駅に到着。
三重方面のホームには1編成しかいないレア車両「1420系」がいた。1984年デビューで「普通鉄道サイズ」かつ「改造なし」で初めて「VVVF」というモーターを搭載した記念すべき車両。
他の形式から外された「VVVF」エンブレムがこの形式にのみ残されている。このモーターが省エネとか先進性の証だったのだとか。
下のホームに降りて橿原線に乗り換える。ここから京都行き特急へ乗り換える。
赤い伊勢志摩ライナー
やってきたのはまた「伊勢志摩ライナー」の色違い。編成番号が偶数で「赤」奇数で「黄色」になる。
車庫入れの都合で京都や橿原、近鉄奈良など「伊勢志摩に行かない『伊勢志摩ライナー』」というのも多い。
こういう列車のときに、線路際で自転車から見ていると、基本的に「サロンカー」はガラガラ。個人的にあるあるだと思っていたりする。(知らんけど)
余談はこの辺で。帰りは「レギュラーシート」。JRで言う「普通車指定席」だが、ブルーチェックの表地は「伊勢志摩ライナー」だけのオリジナル。これだけでも非日常感じられたりする。
ついでに…
大和西大寺駅に到着。夜になるとここの車庫に「伊勢志摩ライナー」が“お泊まり”している。さっき触れたことにも繋がる。「ついでにちょっと行こかぁ」と言ってるようなもの。
お気に入りの夜景
京都線を北上。大久保駅の高架から見る「久御山町」の夜景は個人的にお気に入り。
プレイリスト
これらとともに、約1時間。
丹波橋駅
丹波橋に到着。ここから自宅へ帰った。
フリーきっぷの旅は翌朝も続く。今度はあの豪華列車も…
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。