イノゲート大阪 プレオープン@2024/07/30
2024年7月31日にグランドオープンした「イノゲート大阪」。大阪駅の線路跡地を再開発した地上23階建て駅ビル。「大阪ステーションシティ」の「ルクア大阪」「ルクア1100」にも直結している。1階部分は大阪駅西口改札にも繋がる。このオープンの前日、プレオープンがあると聞いて見に行ってみることにした。
プレオープンはJR西日本アプリ「WESTER」会員が必須条件。このアプリでなんとなく見てたらこのイベントを知った僕。鉄道だけではないこういうのも知っておくと損はない。
大阪駅
京都から新快速に乗り、大阪駅に着いた。駅の看板にはすでに「イノゲート大阪」の表示が現れている。
西口改札を出て右へ。規制線が外され、通れるようになっていた。
令和の噴水小僧
イノゲート大阪1階には新たなシンボルがお出迎え。「THE FOUNTAIN BOY」と名付けられたパブリックアートだ。2004年に撤去された大阪駅のシンボル「噴水小僧」をアレンジしている。
手がけたのは漫画『ジョジョと奇妙な冒険』の作者荒木飛呂彦さん。大阪駅歴史を進化させたアートは令和の大阪駅に彩りを添える。漫画を見たことはない僕だが、わかる人は大興奮間違いない。
イノゲート大阪
2階に登ってきた。この階には「猿田彦珈琲」とおにぎり屋さんが入る。ルクアへの連絡通路もある。
ここではJR西日本ショッピングアプリ「WESPO」登録者限定抽選会がやっていた。今まで使ったことなかったが、試しに登録して抽選してみた。
結果は「ハズレ」。参加賞のウェットティッシュをもらった。このときの当たりは
「WESTERポイント1000円分」
欲しかったなぁ。
3階へはWESTERアプリのバーコードを見せる。同時にパンフレットももらった。
バルチカ03
おもて表紙には俳優でダンサーの森山未來さん。ビールとともに「飲みニュケーション」しているいい笑顔。映画とは違うラフな姿が収められている。
裏表紙にはそばを頬張る俳優角野卓造さんのいい笑顔。角野さんは東京生まれながら、幼少期を大阪で過ごし、大阪弁も話せる。意外なゆかりの人だ。
京都を舞台にした呑み歩き番組で角野さんは大阪弁でトークを繰り広げている。ザッピングしてたときにたまたま見てると自然な大阪弁で役者仲間である近藤芳正さんや出会う人たちと楽しく呑む姿が微笑ましかった。お酒と関西をこよなく愛する角野さんは表紙に打ってつけだ。
3階から5階は「バルチカ03」というレストランフロア。行列のできる天ぷら屋さん「天ぷら大吉」を始め、たくさんのお店がある。
庶民的な居酒屋
郷土料理居酒屋
会員制の焼き鳥屋さん
イタリアン
飲み屋さんが多いこのフロア。宣伝では「03」をもじって
「梅田で働く全ての“03(おっさん)”のために。」
をキャッチフレーズにしている。
お腹は減ってないのでまた後で。
6階
6階はシェアオフィス、「TSUTAYA BOOK STORE」、スタバがある。
セキュリティロボット
フロアを警備ロボットが巡回。ドラえもんのような効果音を立てながら、くまなく巡る。掃除ロボットのように自分で充電もする。
ちなみに、近くにいたお姉さん2人にこのロボットが近づいたところ、2人とも振り向いてびっくりされていた。音は立ててるがいきなりおったらそりゃ怖い。
うめきたスコープ
6階にある情報ディスプレイはちょっとすごい。下側は他の施設でもよく見るタッチパネルだが、上側は透け感がある。
時計、天気予報、JRや私鉄4路線、御堂筋線の運行情報も配信されている。大阪駅地下ホームとともに新たなものを生み出す発信ラボになりそう。
スタバ
コーヒーの試飲を飲んだら、店員のお兄さんに話しかけられた。僕がコーヒー好きというとむっちゃ仲良くなって後から通りかかるとけっこうたくさん話しかけられた。
SHERE LOUNGE
シェアオフィス「SHERE LOUNGE」も見学できた。リモートワークや商談できそうなスペースの他、大会議もできそうな部屋までたくさんある。
オフィスフロア
7階以上はオフィスゾーン。関係者以外立ち入れない本格的なオフィスフロアだ。ただ、プレオープンの今日は9階部分におじゃまできた。
探検してみると開放感あるオフィスが多い。ドラマでよく見る眺めのいいとこばかり。フリーターの僕にとってはなかなか遠い世界に足を踏み入れることができた。
スカイガーデン
6階に戻って「スカイガーデン」へ。外でクソ暑いが、トレインビューなこちらは撮り鉄にはサイコーのロケーション。
珍しい列車が来るときにはここにわんさか集うかも。
フラペチーノでブレイク
少し一休みしてスタバで一服。フラペチーノは飲んだことなかったが、さっきのお兄さんからいろいろ勧められて「エスプレッソ・アフォガート」のショートにした。プリンみたいな味わいで非常に飲みやすかった。
noteを綴ったら2階へ。「バルチカ03」のテナントで1番僕が気になり、1番行列ができるであろうお店でお昼にする。
天ぷら大吉
「天ぷら大吉」は大阪府堺市に本店を置く天ぷら屋さん。漁師たちの生活に合わせた深夜営業とそんな時間に行列ができることで知られる。
「イラチな大阪人でも並びたくなる」
というフレーズでテレビでも多数紹介される。
刺身定食
頼んだのは「刺身定食」。限定30食、ここ限定というので惹かれた。刺身が3種に、日替わりの天ぷらが4種。ご飯やあさり汁(たまご汁も選べる)揚げだしナスが並ぶ豪華な定食だ。
天ぷらは
エビ
長芋
なんかの魚
トマトとチーズのイタリアン風
トマトとチーズの天ぷらはなかなか度肝を抜かれた。うずらにも見えたが、かじるとトマトの汁が溢れ出る。この創作天ぷらが一番印象に残った。
刺身も新鮮でおいしい。この店の本店は大阪・堺の漁師町。それだけにいい脂が乗ってる。
本店ではあさりの殻を床に捨てるという独自の文化がある。しかし、「イノゲート」でそんなことは許されなかったみたい。代わりにお椀型の殻入れが設置されている。
会計のときには店員さんに
「天ぷらと刺身どうでした?」
と聞かれ少しばかりトーク。店員さん曰く、本店や他の店舗問わずけっこう行列はできるというこの店。プレオープンという限られた人という空間はまだ余裕はあるみたい。
駅直結やし、食べるんやったら確実に今やろなぁ。
KITTEも行ってきた。
スタバのお兄さんとしゃべっていたら「KITTE大阪」にも行きたくなった。見ただけだが、注目度で言えばこっちが群を抜いてる。令和の「アリバイ横丁※」もとい2階アンテナショップゾーンや洋食の名店「たいめいけん」Tシャツショップ「OJICO」など、食から雑貨までいろいろある。見るだけだったけど、今度はじっくり食べたい。
夜のバルチカ03
時間が経って夜。飲み屋メインの「バルチカ03」は夜の活気が凄まじい。アプリ会員限定とて仕事終わりの人で軒並み席が埋まっていた。
サル食堂
そんな今夜はたまたま空いていたトンテキのお店「サル食堂」へ入った。どこの店も飲みメインのメニューだったがここは珍しく定食があった。
トンテキ定食
トンテキとオムレツのセットが出てきた。甘じょっぱいトンテキを食べていると不思議とご飯よりビールの気分。
あ〜飲みてぇ。
飲みたさに耐えられず注文。もうこれで
「あかん優勝してまう〜!」
店の壁にもビールに合わせて作っているこだわりが書かれている。ご飯好きが参りましたわぁ笑
ただ、ストレスフルに気を遣ってノンアルで妥協。それでも意外にこれが満足するやつ。はじめて飲んだ銘柄だが、スーパーでも買ってみたくなる。
オムレツはというと味は和風で「甘くないだし巻き」。これはご飯でも全然行けた。
プレオープンを堪能してきた今日。昼間は「KITTE」が賑わっていたが、夜になると「イノゲート」が集中的に賑わっていた。昼はオフィス、夜は飲み屋という棲み分けなのだろう。行列のできる名店もあるし、スタバもあるし、シェアオフィスもあるし、ツタヤもある。新名所として大いに期待できそうだ。